SystemLinkクライアントをインストールし、SystemLinkサーバとリモートターゲットの間の通信を確立します。

クライアントを設定する前に、以下を確認します。
  • クラスタにSystemLink Enterpriseがインストール済みである。
  • リモートデータベース接続を構成済みである。クライアントに接続した後にデータベース構成を変更すると、データが損失することがあります。
  • (Linux Real-Timeのみ) ホストコンピュータに、NI LinuxRTデバイスと通信を行うために必要なドライバがインストール済みである。
    • CompactRIO Linux RTターゲットを設定するには、NI CompactRIOおよびドライバをインストールします。
    • PXI RTシステムを設定するには、PXI Platform Servicesをインストールします。
  1. 以下の表を使用して、ターゲットのタイプに合った手順を完了します。
    オプション説明
    Windows
    1. Windowsターゲットで、NI パッケージマネージャを起動します。
    2. NI SystemLinkクライアントを検索してインストールします。
    3. NI SystemLinkクライアントを起動します。
    4. SystemLinkサーバに接続するを選択します。
    5. 接続先となるSystemLinkサーバのホスト名、IPアドレス、またはDNSエイリアスを指定します。
    Linux Real-Time
    1. ホストマシンで、NI MAXを起動します。
    2. ターゲットのファームウェアが7.0以降であることを確認します。
    3. 日付と時間が正しいことを確認します。
    4. NI MAXで、ターゲットを右クリックし、ディスクをフォーマットを選択します。
    5. ソフトウェアの追加と削除をクリックし、Linux RT System Imageをインストールします。
    6. SystemLink設定の下で、DNSエイリアスとサーバが正しいことを確認します。
    メモ SystemLink Enterpriseで管理されるNI Linux Real-Timeターゲットの管理者ユーザには、強力なパスワードを割り当ててください。これらの資格情報は、以下の場合に必要となります。
    • ターゲットにSSH接続する場合。
    • SystemLinkサーバが、Linux Real-Timeターゲットを管理下システムのコレクションに追加する場合。
  2. SystemLink Webアプリケーションにログインします。
  3. システム管理 » システムをクリックし、保留中タイルをクリックします。
  4. 追加するシステムのミニオンIDを選択し、次へをクリックします。
  5. システムを追加する対象のワークスペースをクリックします。
    これにより、システムが操作できるリソースが決まります。ワークスペースの詳細については、アクセス制御のヘルプを参照してください。
    システムをワークスペースに追加すると、システムが生成するすべてのデータがワークスペースに自動的に保存されます。SystemLinkは、そのシステムのすべての資産もワークスペースに追加します。
  6. 追加をクリックします。
    これでシステムはSystemLinkサーバに接続されたクライアントとなります。SystemLink Webアプリケーションでクライアントを管理するには、システム管理 » システムをクリックします。

    次の図は、サーバに接続されているクライアントのリストの例を示しています。



  7. オプション: クライアントで不要なアクションが実行されないように、クライアントをロックすることができます。
    不要なアクションには、実行中のテストを中断する可能性のある、SystemLinkを介した操作が含まれます。
    1. システムでクライアントを選択します。
    2. 詳細 » ロックをクリックします。
    ジョブはキューに入れられますが、システムのロックを解除するまで実行されません。履歴の下には、キューに入っているジョブを含むすべてのジョブが表示されます。