Webサービスをホストする (Real-Time、Windows)
- 更新日2025-08-27
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親トピック: 概要: LabVIEWアプリケーションとのWebベースの通信
LabVIEWでは、2種類のWebサーバのいずれかを使用してネットワーク上のWebサービスをホストします。
- NI Webサーバ―NI Webサーバは、LabVIEW WebサービスやNIが作成したSystemLinkサービスなどのユーザが作成したサービスをホストできる産業用級のWebサーバです。NI Webサーバは、Webアプリケーションを一般的なWebセキュリティの脅威から保護し、エンタープライズ級のデータサービスに高度なスケーラビリティを提供してデバイス管理を可能にします。
- アプリケーションWebサーバー―アプリケーションWebサーバは、高速で安全かつコンパクトな他社製のオープンソースWebサーバに基づいて開発されています。
Webサービスに対するWebサーバのサポートは、Webサービスをパブリッシュまたは実行する方法によって異なります。以下の表に、Webサーバの各タイプでサポートされるWebサービスのパブリッシュ方法または実行の方法を示します。
| パブリッシュ/実行方法 | NI Webサーバ | アプリケーションWebサーバ |
|---|---|---|
| テストおよびデバッグ | | |
| パッケージを介してパブリッシュする | | |
| インストーラを介してパブリッシュする | | |
| スタンドアロンアプリケーションを介してパブリッシュする | | |
| スタンドアロンWebサービスとしてパブリッシュする | | |
NI Webサーバを理解する
NI Webサーバは、ホストコンピュータで実行されているスタンドアロンWebサービスおよびパッケージまたはスタンドアロンアプリケーションに含まれているWebサービスをホストできます。NI Webサーバは、LabVIEW開発システムを実行せずに実行できます。一度NI Webサーバを有効にすると、システムを起動するたびに自動的に開始されるようになります。Webサービスを実行またはパブリッシュする前に、NI Webサーバの設定が必要になる場合があります。
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アプリケーションWebサーバを理解する
アプリケーションWebサーバには、使用方法に応じて3つの異なるモードがあります。
システム全体のアプリケーションWebサーバ
システム全体のアプリケーションWebサーバは、スタンドアロンWebサービスおよびインストーラに含まれるWebサービスをホストできます。アプリケーションWebサーバは、独立したシステムサービスとして実行されます。アプリケーションWebサーバは、LabVIEW開発システムを実行せずに有効化して実行できます。いったんアプリケーションWebサーバを有効にすると、システムをApplicationWebServer.exeとして起動するたびに自動的に開始されるようになります。Webサービスを実行またはパブリッシュする前に、アプリケーションWebサーバの設定が必要になる場合があります。
アプリケーションWebサーバでホストされているWebサービスのステータスを確認するには、以下の手順に従ってください。
- プロジェクトツリーでWebサービスのプロジェクト項目を右クリックし、アプリケーションWebサーバ→Webサーバを管理を選択します。NI Web-based Configuration & MonitoringユーティリティがWebブラウザに表示されます。
- 左側のサイドバーのWebサービス管理ボタン
をクリックします。 - パブリッシュ済みのすべてのWebサービスが、パブリッシュ済みWebサービスリストに表示されます。更新ボタンをクリックして、リストを更新します。
関連情報
アプリケーション固有のアプリケーションWebサーバ
LabVIEWスタンドアロンアプリケーションにWebサービスを含めると、アプリケーションはWebサービスを直接ホストするWebサーバとして機能します。アプリケーションが終了すると、Webサービスはパブリッシュ解除されます。
LabVIEWビルドアプリケーションは、含まれるWebサービスをホストするための専用Webサーバを開始します。Webサービス内の各VIはアプリケーションのスタートアップVIと同じコンテキストで実行されるので、単純な機能的グローバル変数 (FGV) を使用して、変数間でデータを渡すことができます。下図は、LabVIEWビルドアプリケーションが専用Webサーバを開始する方法の例を示しています。
Webサービスをアプリケーションビルド仕様に含めるように指定する際に、要求の受け入れに使用するSSLとポートを構成することができます。
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デバッグサーバ
Webサービスのデバッグを開始すると、Webサービスがデバッグサーバに配置されます。ここでサービスはターゲット上にパブリッシュされたかのように動作します。
WebクライアントがデバッグモードでWebサービスに要求を送信する際に使用するデフォルトのポートは8001です。デバッグに別のポートを使用するには、ツール»オプションを選択し、Webサーバページに進んで、HTTPポートをデバッグオプションを変更します。
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その他のLabVIEW Webサーバ
LabVIEWには、内部Webサービスプロセス用に使用するシステムWebサーバも付属しています。システムWebサーバも、独立したシステムサービスとして実行されます。LabVIEWをインストールすると、システムをSystemWebServer.exeとして起動するたびにシステムWebサーバが起動します。システムWebサーバを無効にすることはできません。
LabVIEWには、リモートフロントパネルをホストする別のWebサーバがあります。