VIをビルドしたり、アプリケーションを設計する際、サンプル、VIテンプレート、プロジェクトテンプレート、サンプルプロジェクトを使用することができます。

サンプル

新規VIの作成を開始する際、ヘルプ»サンプルの検索を選択してNIサンプルファインダを開き、ニーズに合うサンプルVIを検索することを検討してください。LabVIEWは、ユーザが作成するVIに使用して組み込むことのできる数多くのサンプルVIを検索します。サンプルは、アプリケーションに合わせて変更したり、1つまたは複数のサンプルから作成したVIにコピーして貼り付けたりすることができます。ヘルプ»サンプルを検索を選択し、NIサンプルファインダでサンプルVIを参照または検索します。

『LabVIEWヘルプ』の特定のVIおよび関数のリファレンストピックの下にあるサンプルを開くボタンおよび関連サンプルを検索ボタンを使用して、サンプルにアクセスすることもできます。サンプルを開くボタンをクリックすると、参照するトピックのサンプルVIが開きます。NIサンプルファインダを開いて関連するサンプルVIを表示するには、関連サンプルを検索ボタンをクリックします。

また、ブロックダイアグラムやピン付けしたパレットでVIまたは関数を右クリックして、ショートカットメニューからサンプルを選択し、VIまたは関数のサンプルへのリンクがあるヘルプトピックを表示できます。

ni.com/supportには、この他にもサンプルVIが用意されています。

LabVIEWのVIテンプレート

適当なサンプルVIが見つからない場合は、新規ダイアログボックスからテンプレートVIを開き、関数パレットで用意されているVIおよび関数を使用してテンプレートを作成します。また、プロジェクトを作成ダイアログボックスを使用して、カスタマイズ可能なテンプレートとサンプルプロジェクトを参照することができます。このダイアログボックスにアクセスするには、ファイル»プロジェクトを作成を選択します。

標準のVIのテンプレートには、一般的な計測アプリケーションの作成に必要なサブVI、関数、ストラクチャ、およびフロントパネルのオブジェクトが含まれます。VIテンプレートは[template name] #.viで開きます。ここで、template nameはテンプレートの名前で、#は固有の10進数値です。ファイル»新規を選択すると、標準VIのテンプレートの一覧を含む新規ダイアログボックスが表示されます。

アプリケーションデザインパターンは、デザインパターンの下のVI»テンプレートからVI»フレームワークカテゴリにあります。アプリケーションデザインパターンは、ソフトウェアデザインにおける特定の問題のLabVIEWアーキテクチャおよび技術によるソリューションです。

カスタムVIテンプレートを作成する

カスタムテンプレートVIを作成すると、同様の操作を行うたびにフロントパネルやブロックダイアグラムに同じコンポーネントを追加する必要がなくなります。VIを作成し、それをテンプレートとして保存することで、カスタムのVIテンプレートを作成します。

テンプレートVIに、サブVIとしてテンプレートを追加することができます。テンプレートをサブVIとして追加するには、VIテンプレートを開き、フロントパネルまたはブロックダイアグラムウィンドウの右上隅にあるVIアイコンを上位レベルのテンプレートVIのブロックダイアグラムにドラッグします。テンプレートサブVIを含むテンプレートからVIを作成し、保存する際、各テンプレートサブVIをVIとして保存するプロンプトが表示されます。

LabVIEWプロジェクトテンプレートとサンプルプロジェクト

LabVIEWでは、ステートマシンやキューメッセージハンドラなど、役立つデザインパターンの最初の手がかりとして使用できるいくつかのテンプレートが提供されています。また、LabVIEWには、これらのテンプレートに基づいた実際のアプリケーションを紹介するサンプルプロジェクトも含まれています。これらのテンプレートとサンプルプロジェクトは、自分のアプリケーションのニーズにあわせてカスタマイズすることができます。

これらのテンプレートとサンプルプロジェクトが表示されるプロジェクトを作成ダイアログボックスを表示するには、ファイル»プロジェクトを作成を選択します。

他のファイル

新規ダイアログボックスの新規作成リストで他のファイルを選択し、ランタイムメニュー、カスタム制御器、グローバル変数、プロジェクトライブラリを作成します。