NI Webサーバ使用時のWebサービスセキュリティを構成する (Windows)
- 更新日2025-08-27
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HTTPSおよび権限ベースの認証を使用して、WebクライアントとLabVIEW Webサービス間の安全な通信を確立できます。
メモ このトピックでは、NI Webサーバのセキュリティ設定を構成します。アプリケーションWebサーバを使用してWebサービスをホストする場合は、アプリケーション Webサーバ使用時のWebサービスセキュリティを構成するを参照して手順を確認してください。
Webサービスのセキュリティは、以下の方法で構成できます。
NI WebサーバでHTTPSを有効にする
Webサービス用にNI WebサーバでSSL (Secure Sockets Layer) 暗号化を有効にできます。SSL暗号化を使用することで、クライアントとWebサーバ間のデータ送信時に安全で暗号化された接続を作成できます。
HTTPS接続を有効にするには、以下の手順を実行します。
- 以下の手順で、NI Webサーバ構成を起動します。
- プロジェクトエクスプローラウィンドウでツール»オプションを選択して、オプションダイアログボックスを表示します。
- Webサーバページで、NI Webサーバを構成するをクリックします。
- NI Webサーバ構成のHTTPSタブで、HTTPS設定のいずれか1つを選択します。各HTTPS設定の詳細については、『NI Webサーバマニュアル』の「HTTPS設定を選択する」を参照してください。
- 手順に従って、自己署名証明書を生成するか、認証機関から証明書をインストールします。
- サーバHTTPSポート番号を構成します。
- 適用して再起動をクリックします。NI Webサーバは、再起動後にHTTPSを使用してクライアントと通信します。
 | メモ LabVIEWは、NI WebサーバのHTTP接続およびポートの設定変更に応じてHTTPメソッドURLを自動的に更新します。 |
ユーザ役割および権限を割り当てる
ユーザ役割を定義し、各役割に異なる特権を割り当てて、各HTTPメソッドVIおよびNI Web サーバアプリケーションへの各クライアントのアクセスを制御できます。
NI Webサーバアプリケーションのユーザ役割と権限を定義する
NI Webサーバ構成でWebサーバアプリケーションのユーザ役割を定義し、権限を割り当てる詳細については、『NI Webサーバマニュアル』の「ユーザ役割および権限を定義する」を参照してください。
LabVIEW Webサービスへのユーザ役割および権限を割り当てる
有効な権限を持つWebクライアントからのHTTP要求だけを受け入れるようHTTPメソッドVIを構成するには、以下の手順に従ってください。
- プロジェクトツリーでWebサービスプロジェクト項目
を右クリックし、プロパティを選択すると、Webサービスプロパティダイアログボックスが表示されます。 - 「NI Webサーバ権限」ページの特権列の下で、新しい権限の名前をカスタマイズして入力し、特権を作成します。
- 役割列で、ユーザ役割を選択するか、NI Webサーバ構成で作成したカスタマイズした役割を入力して、指定のユーザ役割に特権を割り当てます。たとえば、データ書き込み権限を管理者ユーザ役割のみに割り当てることができます。
- 「HTTPメソッドVI設定」ページで、WebサービスVIの表からVIを選択して、WebサービスVIプロパティのNI Webサーバタブをクリックします。
- 必要は権限プルダウンメニューから権限を選択します。
- OKをクリックして、変更を適用します。
特権を使用してHTTPメソッドVIにアクセスする
Webクライアントから権限で保護されたVIにHTTP要求を送信する際は、有効なユーザ名とパスワードを入力する必要があります。『NI Webサーバマニュアル』の「認証設定を選択する」を参照して、NI Webサーバ構成の認証タブで設定を構成し、ユーザを異なる役割にグループ化します。