LabVIEWの概要
- 更新日2025-08-27
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LabVIEW (Laboratory Virtual Instrument Engineering Workbench) は、Gプログラミング言語を使用してアプリケーションを作成するために使用するプログラミング環境です。
定義
プログラムの実行順序を命令により指定するテキストベースのプログラミング言語とは異なり、LabVIEWはデータフロープログラミングを使用します。データフロープログラミングでは、ブロックダイアグラムのノードを通過するデータの流れにより、VI/関数の実行順序が決まります。実際の計測器を模擬したLabVIEWのプログラムを、VI (仮想計測器) と呼びます。
LabVIEWでは、一連のツールおよびオブジェクトを使用してユーザインタフェースを作成します。このユーザインタフェースをフロントパネルと呼びます。フロントパネルを作成したら、グラフィカルに表現された関数を使用してコードを追加し、フロントパネルのオブジェクトを制御します。このグラフィカルコードをブロックダイアグラムに追加する操作は、Gコードまたはブロックダイアグラムコードとも呼ばれます。ブロックダイアグラムは、いくつかの点でフローチャートに似ています。VIは、ブロックダイアグラム、フロントパネル、およびコードのグラフィカル表現で構成されます。
主な機能
- 多彩な解析関数
- 対話式のプログラム可能な表示要素
- 自動化された計測器/データ収集ドライバ
- 業界標準のプロトコルと他の言語のサポート
- FPGAを使用して高速の計測システム/制御システムを構築可能
- センサやアクチュエータを使用した物理計測システムを構築可能
- 電子設計の検証または確認
- 製造テストシステムの開発
- スマートマシンや工業用機器の設計