Express VIは以下のコンポーネントで構成されています。

  • 構成ダイアログボックスVI―Express VIのランタイム動作の設定を構成することをユーザに許可します。
  • ソースVI―Express VIのコードが含まれます。また、ソースVIには構成ダイアログボックスVIへのリンクも含まれています。

ブロックダイアグラムにExpress VIを配置すると、構成ダイアログボックスが表示されます。構成ダイアログボックスVIは、構成ダイアログボックスの外観と機能を決定します。Express VIを構成して構成ダイアログボックスを閉じると、Express VIはブロックダイアグラムで拡張可能ノードとして表示されます。拡張可能ノードの入力と出力を設定できます。ただし、拡張可能ノードをダブルクリックして開くことはできます。このため、サブVIで操作できるように内在するフロントパネルとブロックダイアグラムを確認します。内在するコードを表示するには、Express VIをサブVIに変換する必要があります。Express VIの内在するコードは、ソースVIによって決定されます。Express VIをサブVIに変換すると、構成ダイアログボックスにアクセスしたり、そのサブVIをExpress VIに戻すことはできません。

作成するすべてのExpress VIについて、構成ダイアログボックスVIとソースVIの両方を設計する必要があります。

Express VIを作成して配布するには、以下の開発ステージの操作を完了する必要があります。

Express VIをlabview\user.lib\_expressディレクトリに追加すると、そのExpress VIはExpressユーザライブラリパレットに表示されます。paletteMenuサブパレットは、下線で始まらないlabview\user.lib\_expressディレクトリの各LLBまたはディレクトリ用に表示されます。結果として、ソースVIのExpress VIとサブVIの両方がパレットに表示されます。

メモ paletteMenuサブパレットがExpressユーザライブラリパレットに表示されない場合、パレットセットを変更してそのパレットを更新します。パレットに新しいExpress VIを表示するには、LabVIEWを再起動する必要がある場合があります。

Express VIのみを表示し、Express VIのアクセスがより簡単になるようにサブパレットの追加層を削除するように、パレットを編集できます。他のオブジェクトでパレットを編集する方法と同じように、Express VIでカスタムパレットセットを編集できます。

メモ Express VIをパレットに配置すると、アイコンを囲む青い枠がない状態で表示されることがあります。ただし、パレットに変更を保存すると、このExpress VIの表示は正しくなります。