Express VI構成ダイアログボックスVIソースVI、サブVIから構成されます。システムファイルで一緒に保存されている異なるLLBにソースVIと構成ダイアログボックスVIを保存します。ソースVIと構成ダイアログボックスVIがサブVIを共有している場合、サブVIを3番目のLLBに保存するか、または最も理論的な位置にサブVIを配置します。

以下の命名規約を使用してExpress VIコンポーネントを保存します。

コンポーネント 同等のソースVI 同等の構成ダイアログボックスVI
ファイルライブラリ ExpressVIName Source.llb _ ExpressVIName Config.llb
VIファイル名 ExpressVIName Source.vi Configure ExpressVIName.vi
SubVIファイル名 sub ExpressVIName.vi genHelp ExpressVIName.vi

Express VIとそのコンポーネントは以下のディレクトリで検索できます。

  • labview\vi.lib\express―LabVIEWに用意されているExpress VIがあります。このディレクトリには関数パレットに対応するExpress VIのサブディレクトリが含まれます。
  • labview\vi.lib\express\express shared―Express VIと構成ダイアログボックスVIの呼び出しをサポートするVIがあります。このディレクトリでこれらのVIを使用し、ラジオボタンの処理や詳細ヘルプの生成などの操作を実行します。
  • labview\user.lib\_express―デフォルト位置に作成および保存するExpress VIが含まれます。(macOSおよびLinux) すべてのユーザがuser.libディレクトリに書き込めるわけではないため、作成するExpress VIのデフォルト位置は、LabVIEWのデフォルトデータディレクトリになります。

また、Express VのソースVIには構成ダイアログボックスVIに関連付けられたリンクも含まれています。構成ダイアログボックスVIをvi.libまたはuser.libに関連する異なる位置に移動する場合、リンクが壊れ、Express VIではユーザが構成ダイアログボックスVIを検索するようにプロンプトが表示されます。

Express VIを含むVIを保存する場合、そのVIの内部にExpress VIを保存します。VIを開くと、そのVIの内部にあるExpress VIは、Express VIのソースVIからではなく、VIと同じファイルからロードされます。したがって、必要に応じて、更新できるサブVIにExpress VIのすべての機能を配置する必要があります。

Express VIを他のコンピュータにデプロイする

Express VIを他のコンピュータに移動する場合、Express VIの2つのVIライブラリと任意の関連した.mnuファイルを移動します。他のコンピュータにデプロイするExpress VIを作成する場合、ターゲットコンピュータに使用しているディレクトリ構造と同じものを使用する必要があります。Express VIのコンポーネントは、相対および特定のパスの両方を介してそれぞれにリンクします。デプロイする各コンピュータでディレクトリ構造が異なる場合、リンクが壊れ、Express VIではユーザが構成ダイアログボックスVIを検索するようにプロンプトが表示されます。