RabbitMQクラスタの非互換性を解決する
- 更新日2025-04-11
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機能フラグ構成に互換性がないためにRabbitMQクラスタが正しく初期化されない場合は、クラスタをリセットします。この問題は、SystemLink Enterpriseのアップデート中に発生する可能性があります。
- SystemLink Enterpriseを目的のバージョンにアップグレードまたはダウングレードします。
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RabbitMQクラスタステートフルセットを削除するために、コマンドプロンプトを開いて次のコマンドを実行します。
kubectl -n namespace delete statefulset release-rabbitmq
ここで- namespace は、アプリケーション用に作成されたネームスペースです。
- releaseは、インストールしたソフトウェアのコレクションにHelmが割り当てる名前です。
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RabbitMQクラスターに関連付けられてる永続ボリューム要求のセットを確認するには、次のコマンドを実行します。
kubectl -n namespace get pvc --selector=app.kubernetes.io/name=rabbitmq
このコマンドは、data-release-rabbitmq-0、data-release-rabbitmq-1、data-release-rabbitmq-2 などの永続ボリューム要求のリストを返します。アプリケーションの構成によっては、追加のボリュームが存在する場合があります。 -
前のステップで返されたボリュームを削除するには、ボリュームごとに次のコマンドを実行します。
kubectl -n namespace delete pvc data-release-rabbitmq-n
ここで- n は削除するボリュームです。
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すべてのボリューム要求が削除されたことを確認するには、次のコマンドを実行します。
kubectl -n namespace get pvc --selector=app.kubernetes.io/name=rabbitmq
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SystemLink Enterprise Helmリリースの現在のバージョンを確認するには、次のコマンドを実行します。
helm -n namespace status release
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Helmリリースを現在のバージョンのデプロイ済み状態にロールバックするには、次のコマンドを実行します。
helm -n namespace rollback releaserevision --recreate-pods
ここで- revision は、前のコマンドで返された REVISION 値です。
RabbitMQクラスタは、アップグレードではなく新しいインストールとして再デプロイされ、アップグレードバージョンの制限をバイパスします。アプリケーション内のすべてのポッドが再作成され、新しい RabbitMQ クラスタが使用されます。再デプロイに要する時間は、クラスタのサイズによって異なります。
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