構成を変更するか、または新しいバージョンのSystemLink Enterpriseアプリケーションにアップグレードします。

SystemLink Enterpriseのアップグレード後のバージョンのリリースノートを参照します。そのSystemLink EnterpriseバージョンでサポートされているRabbitMQのバージョンと現在のRabbitMQバージョンとの違いがマイナーバージョン1つ以下であることを確認してください。現在のRabbitMQバージョンが大幅に古い場合は、次のマイナーバージョンのRabbitMQが含まれているSystemLink Enterpriseのバージョンにアップグレードする必要があります。必要なRabbitMQのバージョンになるまで、アップグレードを繰り返してください。

アップグレードの際はすべての構成ファイルが必要です。構成の一部が見つからない場合、アップグレードするとアプリケーション障害が発生し、クラスタからリソースが削除される可能性があります。

次のいずれかのユーザが、systemlink-admin Helmチャートで以下の手順を実行する必要があります。
  • フルアクセス権を持つクラスタ管理者です。
  • CustomResourceDefinitionsClusterRoles、およびClusterRoleBindingsを作成する権限を含むクラスタの役割を持つユーザです。
  1. systemlink-adminネームスペースの前提条件をインストールするには、コマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを実行します。

    helm upgrade admin-release oci://downloads.artifacts.ni.com/ni-docker/ni/helm-charts/systemlinkadmin --install --version version --namespace admin-namespace --values systemlink-admin-values.yaml --values systemlink-values.yaml --values systemlink-secrets.yaml --wait --timeout 10m0s

    ここで
    • admin-releaseは、systemlink-admin Helmチャートのインストールに使用するリリース名です。
    • ローカルミラーを使用している場合、downloads.artifacts.ni.com/ni-docker はミラーレジストリのURLに置き換えられます。
    • versionは、インストールするソフトウェアのバージョンです。
    • admin-namespaceは、systemlink-admin Helmチャート用に作成されるネームスペースです。
  2. アプリケーションを更新するには、次のコマンドを実行します。

    helm upgrade release oci://downloads.artifacts.ni.com/ni-docker/ni/helm-charts/systemlink --install --version version --namespace namespace --values systemlink-values.yaml --values systemlink-secrets.yaml --set-file database.postgresCertificate=postgres.pem

    ここで
    • releaseは、インストールしたソフトウェアのコレクションにHelmが割り当てる名前です。
    • downloads.artifacts.ni.com/ni-docker は、レジストリのURLです。ローカルミラーを使用している場合は、このURLをミラーレジストリのURLに置き換えます。
    • versionは、インストールするソフトウェアのバージョンです。
    • namespaceは、アプリケーション用に作成されたネームスペースです。
    updateコマンドは、インストール以降にファイル内の値に加えたすべての変更に適用されます。必要に応じて、コンテナが指定されたバージョンに更新されます。ダウンタイムを避けるために、変更はローリング更新戦略を使用して適用されます。