LabVIEW VIからアラームを作成して、システムの問題を通知します。

2024年6月に導入された機能

アラームを使用することで、ルールを実装し、システム、テスト、または資産に影響する条件を管理できます。
メモ タグ値の条件に基づいてアラームを生成する方法については、「アラームを使用してシステムヘルスを監視する」を参照してください。

使用する部品

SystemLinkアラームおよびユーティリティAPIは、LabVIEWの「データ通信」パレットにあります。

行う作業

  1. クライアントで、VIに以下のダイアグラムを作成します。

  2. 作成するプログラムの目的に応じて、灰色のセクションを編集してください。
1 Get System Name」は、監視するシステムの名前を取得します。
2 Build Alarm Set Transition」は、set transitionパラメータを作成します。set transitionパラメータは、通知をトリガするアラームインスタンスの状態と重大度レベルを表します。
3

Set Alarm」は、サーバでアラームインスタンスをトリガします。

Set Alarmに通知方法が設定されている場合、以下のいずれかの条件がTRUEになったときに、VIがサブスクライバに通知を送信します。
  • 新しいアラームインスタンスである。
  • アラームインスタンスが新しい重大度レベルに達した。
その後、サブスクライバが問題を検証して修正した後で、アラームを受信確認します。

アラームの状態が定義済みのアラームしきい値を下回っている場合、アプリケーションは「Clear Alarm」でアラームをクリアします。



トラブルシューティング

  • Set Alarm」は、最初にアラームを設定したときにのみTRUEを返し、その後は常にFALSEを返して、ユーザまたは別のオペレータがアラームを受信確認したことを確認します。ユーザまたは別のオペレータがアラームを受信確認しなかった場合、アラームはアクティブのままです。
  • 通知方法を指定しても通知が届かない場合は、以下の点を確認してください。
    • 新しいアラームであるか、アラームが新しい重大度に達している。通知は、以下のいずれかの条件がTRUEの場合にのみ送信されます。
      • 新しいアラームインスタンスである。
      • アラームインスタンスが新しい重大度レベルに達した。以下の例では、アスタリスク (*) は通知が送られるアラームインスタンスの遷移を示しています。
        • 重大度1 (*)
        • 重大度2 (*)
        • 重大度3 (*)
        • 重大度2
        • 重大度4 (*)
        • 重大度3
        • 重大度4
        • 重大度5 (*)
    • SystemLink EnterpriseでEメール通知を設定済み。

サンプル

プログラミング環境内を検索すると、以下のサンプルにアクセスできます。
  • アラーム