ケースストラクチャを使用して、ストラクチャに渡す入力値を基に実行する複数のケースサブダイアグラムを指定します。ケースストラクチャを使用するサンプルについては、labview\examples\StructuresディレクトリにあるCase Structure - Selector Data Types VIを参照してください。

ケースストラクチャを作成する際にケースダイアグラムの値を指定するには、次の手順を実行します。

  1. ブロックダイアグラムにケースストラクチャを追加します。
  2. ケースセレクタ に入力値を配線して、実行するサブダイアグラムを決定します。ケースセレクタは、ケースストラクチャの左側の枠の上の任意の場所に配置できます。特定のタイプのタイプのサブダイアグラムを作成するには、下の表のようにそれに応じたデータタイプをケースセレクタに配線します。
    データタイプケースストラクチャのサブダイアグラム
    ブールストラクチャにはTrueケースとFalseケースが含まれます。
    エラークラスタストラクチャにはエラーケースとエラーなしケースが含まれます。エラークラスタは、エラーの処理にも使用できます。
    整数、文字列、または列挙体ストラクチャは任意の数のケースを含むことができます。
    メモ デフォルトでは、ケースセレクタに配線する文字列値は大文字と小文字が区別されます。照合時に大/小文字の違いを無視するには、文字列をケースセレクタに配線し、ケースストラクチャの枠を右クリックして、ショートカットメニューから大/小文字を区別しないを選択します。
    ヒント トンネルをケースセレクタに変換するには、トンネルを右クリックして、ショートカットメニューからケースセレクタと置換を選択します。以前のケースセレクタが配線されている場合、LabVIEWは以前に配線されたセレクタをトンネルに変換します。また、ケースセレクタと置換メソッドを使用してトンネルをケースセレクタにプログラム的に変換することもできます。
  3. ケースストラクチャの内側にオブジェクトを追加して、ケースストラクチャで実行可能なサブダイアグラムを作成します。必要に応じて、サブダイアグラムを追加または複製します。
  4. 各ケースでは、ラベリングツールを使用して、ケースストラクチャの上部のセレクタラベルに単一の値または値のリストと値の範囲を入力します。セレクタラベルに入力した値は、ストラクチャに渡す入力値に基づいて、特定のサブダイアグラムを実行します。
    メモ 文字列データタイプのケースサブダイアグラムの値でマークおよび表示不可能な文字を示すには、コードを使用します。たとえば、1つのマークを示すには\\、復帰文字を示すには\rを入力します。