このダイアログボックスを表示するには、アプリケーションプロパティ共有ライブラリプロパティ、またはソース配布プロパティダイアログボックスのソースファイル設定ページで、VI設定をカスタマイズボタンをクリックします。

このダイアログボックスを使用し、アプリケーション、共有ライブラリ、またはソース配布に含まれるVI設定を構成します。

このダイアログボックスの内容は、ファイルメニューから開くVIプロパティダイアログボックスと同じです。このダイアログボックスでVIプロパティを変更すると、ファイルメニューから開くVIプロパティダイアログボックスでの設定よりも優先されます。

このダイアログボックスには以下のコンポーネントが含まれています。

オプション 説明
VIプロパティを使用 VIで構成されたプロパティ設定を使用します。
ウィンドウの外観 ウィンドウの外観をカスタマイズダイアログボックスのオプションに対応します。VIプロパティを使用チェックボックスをオフにして、このダイアログボックスで設定を構成する場合、このダイアログボックスで構成する設定はウィンドウの外観をカスタマイズダイアログボックスで構成したすべての設定を無効にします。
  • ウィンドウにタイトルバー

    タイトルと最小化ボタン、最大化ボタン、閉じるボタンを含むタイトルバーを表示します。また、フロントパネルウィンドウ: タイトルバー表示プロパティを使用して、フロントパネルでタイトルを自動的に表示することもできます。

  • Show menu bar-

    メニューバーを表示します。

    また、 Show Menu Bar プロパティを使用すると、プログラムでメニューバーを表示することができます。
  • 垂直スクロールバーを表示する

    垂直スクロールバーを表示します。垂直および水平スクロールバーを非表示にした場合、ユーザはフロントパネルを拡張することでしかフロントパネルの非表示部分を参照できません。フロントパネルオブジェクトをスケールしたり、フロントパネルのサイズ変更を無効にすると、ユーザはフロントパネルの非表示された部分を参照できなくなります。

    フロントパネルウィンドウでスクロールバーを右クリックし、垂直スクロールバー»常にオフを選択して、垂直スクロールバーをオフにする場合、このダイアログボックスで垂直スクロールバーを表示オプションを有効にすると、再度このスクロールバーを表示できます。

    メモ オプションは、スプリッタバーがフロントパネルにある場合、左上隅のペーンの設定を反映します。

    また、垂直スクロールバー表示プロパティを使用して、スクロールバーをプログラム的に表示することもできます。

  • 水平スクロールバーを表示する

    水平スクロールバーを表示します。水平および垂直スクロールバーを非表示にする場合、フロントパネルの非表示の部分はフロントパネルを拡張することでのみ表示できます。フロントパネルオブジェクトをスケールしたり、フロントパネルのサイズ変更を無効にすると、ユーザはフロントパネルの非表示された部分を参照できなくなります。

    フロントパネルウィンドウでスクロールバーを右クリックして、水平スクロールバ»常にオフを選択して水平スクロールバーをオフにする場合、このダイアログボックスで水平スクロールバーを表示オプションを有効にすることで、再度このスクロールバーを表示できます。

    メモ スプリッタバーをフロントパネルに追加した場合、このオプションは変更できません。動作は、スプリッタバーを追加する前の設定どおりになります。

    また、水平スクロールバー表示プロパティを使用して、スクロールバーをプログラム的に表示することもできます。

  • Show toolbar when running-

    VIの実行中にツールバーを表示します。

    また、 Tool Bar:Visible プロパティを使用すると、VIの実行時にプログラムによってツールバーを表示することができます。
  • Show Abort button-

    編集モードと実行モードで停止ボタンを表示します。

    また、 Tool Bar:Show Abort Button プロパティを使用して、プログラムで中止ボタンを表示することもできます。
  • Show front panel when called- また、「 Show Front Panel On Call 」プロパティを使用すると、プログラムでフロントパネルを表示することができる。
  • ウィンドウの動作

    フロントパネルウィンドウの動作を指定します。また、フロントパネルウィンドウ:動作プロパティを使用して、動作をプログラム的に設定できます。LabVIEWは、VIが実行中または実行用に予約されている場合にこのプロパティを適用します。

    • Default-フロントパネルをデフォルトの動作にリセットし、フローティングウィンドウやモーダルウィンドウとして動作しないようにします。
    • フローティング-モーダルウィンドウを除く、他のすべてのフローティングでないLabVIEWウィンドウの上にフロントパネルを維持します。フロントパネルウィンドウをアクティブにするには、制御器関数パレットなどのLabVIEWのその他のフローティングフロントパネルウィンドウとは異なり、タイトルバーをクリックする必要はありません。その代わりに、ウィンドウ内のどこでもクリックできます。また、フローティングフロントパネルウィンドウはフォーカスが置かれた後すぐにフォーカスを解放しません。(WindowsおよびmacOS)複数のフローティングウィンドウが開いている場合、タイトルバーをクリックした最後のウィンドウが上に表示されます。
    • モーダル-ウィンドウを閉じるか、別のモーダルウィンドウを開くまで、フロントパネルを他のすべてのLabVIEWウィンドウの上に表示します。モーダルウィンドウが開いている間は他のウィンドウは操作できません。オプションダイアログボックスなど、LabVIEWのほとんどのダイアログボックスはモーダルウィンドウです。(macOS) このオペレーティングシステムは、Modalを選択するとCloseMinimizeMaximizeウィンドウの設定を無視します。
  • ユーザーがウィンドウを閉じられるようにする

    VIウィンドウを閉じることをユーザに許可します。

  • ウィンドウランタイムポジション

    コンピュータ画面上のフロントパネルウィンドウの位置を設定します。

    また、フロントパネル:中心メソッドを使用して、フロントパネルウィンドウをプログラム的に中央揃えすることもできます。

実行 ファイル»VIプロパティダイアログボックスの実行ページにあるオプションに対応します。
  • Run when opened-

    VIを開く際、実行モードで自動的に実行されるようにVIを有効にします。

    また、 Run When Opened プロパティを使用すると、VI を開いたときにプログラムで実行することができます。VIのセットを開かれた際に実行されるように編集するには、新規のブランクVIのブロックダイアグラム上に配置して、そのVIをダブルクリックします。
    メモ

    以下の場合、このオプションは無視されます。

    • VIサーバからVIをロードする場合。VIサーバを使用してロードしたVIを実行するには、VIを実行メソッドを使用します。
    • VIをビルドしたアプリケーションでスタートアップVIとして使用する場合。スタートアップVIはデフォルトで開くと同時に実行されるため、このダイアログボックスで設定するオプションは無視されます。ただし、ビルド仕様でスタートアップVIが開くと同時に実行されないように設定できます。アプリケーションプロパティダイアログボックスのソースファイル設定ページで、VIプロパティをカスタマイズボタンをクリックします。VIプロパティ (アプリケーションビルダ) ダイアログボックスで、「開かれたら実行」チェックボックスをオフにします。
    メモ LabVIEW 20XXや National InstrumentsShared フォルダなど、標準のNIインストーラの場所以外のディスクからVIを起動した場合、VIを実行するか編集モードで開くかを選択するプロンプトが表示されます。
  • Allow debugging-

    このVIのデバッグを許可します。たとえば、ブレークポイントの設定プローブの作成実行ハイライトシングルステップデバッグの実行などが可能です。このチェックボックスをオフにして、メモリ要件を削減して、パフォーマンスをわずかに向上します。

    また、 Allow Debugging プロパティを使用すると、プログラム上で VI のデバッグを許可することができます。
  • Enable automatic error handling-

    現在のVIのブロックダイアグラムに対して自動エラー処理を有効にします。VIの実行時、LabVIEWは実行を一時停止して、エラーが発生したサブVIまたは関数をハイライトして、エラーダイアログボックスを表示します。

    また、「 Automatic Error Handling 」プロパティを使用すると、プログラムで VI の自動エラー処理を有効にすることができます。
    メモ LabVIEWランタイムエンジンは、自動エラー処理をサポートしません。