ディスクに格納されているファイルをクライアントからSystemLink Enterpriseに送信し、保存または処理をしたり、他のユーザがアクセスしたりできるようにします。

使用するもの

SystemLinkのファイル転送および構成APIは、LabVIEW 2016以降の「データ通信」パレットにあります。

手順

クライアントで、ディスクからSystemLinkにファイルを送信するために、VIに以下のダイアグラムを作成します。

ハイライトされているセクションは、プログラミングの目的に応じてカスタマイズします。



  1. Open Configuration」は、ファイル取り込みサービスとの接続を開始します。
  2. Send」は、指定したパスを使用して以下を実行します。
    1. アップロードするローカルファイルを検索します。
    2. ファイルのデータをパケット単位で読み取り、ファイル取り込みサービスに送信します。
    ファイル取り込みサービスはSystemLink Enterpriseにファイルを作成し、そのファイルにパケットを書き込みます。

トラブルシューティング

表 35. ファイル転送のトラブルシューティング方法
シナリオ 方法
ファイル転送中にクライアントが接続解除しました。 以下の手順に従ってください。
  1. ファイル転送を中止します。
  2. SystemLinkが部分的なファイル転送を自動的に削除するまで待機します。
  3. 部分的に転送されたファイルがSystemLinkで削除されてから、新規のファイル転送を開始します。
メモ 部分的なファイル転送が1時間以内に進行しない場合、SystemLinkは自動的に放棄転送として扱い、ファイルを削除します。
ファイルが大きいかメモリにあるため、ファイル転送がタイムアウトになりました。 Send Packet」を使用して、以下を実行します。
  • ファイル転送中に異なるパケットサイズを送信します。
  • パケットを転送するタイミングを管理します。
ファイル転送の1時間のタイムアウト時間内に送信できるデータがありません。 Send Packet」を使用してゼロバイトのパケットを送信し、ファイル転送をアクティブに保ちます。

サンプルプログラム

プログラミング環境内から検索可能なサンプル:
  • ファイルI/Oを同期