タグを使用して、あるシステムから他のシステムにデータを送受信します。

使用するオブジェクト

SystemLinkのタグおよび構成APIは、LabVIEW、LabVIEW NXG Web Module、G Web Development Softwareのデータ通信パレットにあります。
メモ この例では、G Web Development Software Tagと構成APIを使用します。LabVIEWで同じコードを使用してシステム間でデータを送信できます。

手順

  1. VIで以下のダイアグラムを作成して、タグデータを読み取ります。

    灰色のセクションは、それぞれのプログラミング目的に応じてカスタマイズします。

    Open Configuration」を使用してSystemLinkとの接続を開始します。
    Open Tag」を使用して、構成で定義したサーバ上のタグへのリファレンスを開きます。
    メモ タグのデータタイプが不明な場合は、「Open Tag」の代わりに「Query Tags」を使用します。

    リファレンスがサーバに存在しない場合、「Open Tag」はリファレンスを作成します。パスが同じでデータタイプが異なるタグがすでに存在する場合、「Open Tag」はエラーを返します。

    タグ名の配列内の各要素に対してタグを開くには、Forループを使用します。このサンプルでは、VIは観測所温度タグの配列を開きます。

    Read Tag」を使用して、タグの現在の値を確認します。このVIを使用する場合は、「開く/読み取る/閉じる」モデルに従ってください。
    メモ 1回の操作で複数のタグ値を読み取る必要がある場合は、「Read Tag」の代わりに「Multi Read」を使用します。

    Whileループを使用して、条件が満たされるまでタグの読み取りを繰り返します。このサンプルでは、ブール定数がTrueに変わるまで、「Read Tag」はタグ値を返します。

    Close Tag」は、タグリファレンスを閉じます。

    Forループを使用してタグ名の配列からタグを閉じるか、代わりに「Open Tag (Multiple)」を呼び出します。

    Close Configuration」は、作成されたオブジェクトのすべてのリファレンスを閉じ、構成に関連する接続を閉じます。
  2. VIで以下のダイアグラムを作成して、タグ値に書き込みます。

    灰色のセクションは、それぞれのプログラミング目的に応じてカスタマイズします。

    Open Configuration」を使用してSystemLinkとの接続を開始します。
    Open Tag」は、構成で定義されたサーバ上のタグへのリファレンスを開きます。
    メモ タグのデータタイプが不明な場合は、「Open Tag」の代わりに「Query Tags」を使用します。

    リファレンスがサーバに存在しない場合、「Open Tag」はリファレンスを作成します。パスが同じでデータタイプが異なるタグがすでに存在する場合、「Open Tag」はエラーを返します。

    タグ名の配列内の各要素に対してタグを開くには、Forループを使用します。このサンプルでは、「Open Tag」は観測所温度タグの配列を開きます。

    Write Tag」は、タグに値を書き込みます。このVIを使用する場合は、開く/書き込む/閉じるモデルに従います。
    メモ 単一の操作の一部として複数のタグ値を書き込む必要がある場合は、「Write Tag」の代わりに「Multi Write」を使用します。

    タグが書き込まれたときのタイムスタンプをサーバで管理する場合は、タイムスタンプクラスタを未配線のままにします。

    Whileループを使用して、条件が満たされるまでタグの読み取りを継続します。このサンプルでは、「Write Tag」は、パネルの停止ボタンをクリックするまでタグを書き込みます。

    タグ名の配列内の各要素に対してタグを書き込むには、Forループを使用します。

    Close Tag」は、タグリファレンスを閉じます。

    Forループを使用してタグ名の配列からタグを閉じるか、代わりに「Open Tag (Multiple)」を呼び出します。

    Close Configuration」は、作成されたオブジェクトのすべてのリファレンスを閉じ、構成に関連する接続を閉じます。

トラブルシューティング

エラーが発生した場合は、以下のトラブルシューティングを行います。
  • タグのデータタイプが、関数の構成または選択したVIの多態性と一致していることを確認します。たとえば、サーバから呼び出されるタグのデータタイプが倍精度の浮動小数点数である場合は、関数の構成として倍精度を選択します。