SystemLink Enterpriseをインストールする
- 更新日2025-04-11
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Helmコマンドを使用してSystemLink Enterpriseをインストールします。
ネームスペースを作成する
クラスタを整理するためにネームスペースを作成します。
- コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行します。
kubectl create namespace namespace
ここで- namespace は、アプリケーション用に作成されたネームスペースです。
- 以下のコマンドを実行します。
kubectl create namespace namespace
ここで- namespaceは、systemlink-admin Helmチャート用に作成されるネームスペースです
証明書を準備する
認証用の証明書ファイルを取得します。SystemLink Enterpriseをインストールする際は、これらの証明書を参照してください。
- PostgreSQLデータベース管理者からパブリック証明書を取得します。
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外部データストアリソースにTLSを使用するには、以下のサービスの管理者からCA証明書を取得します。
- PostgreSQL
- MongoDB: 外部MongoDBを使用している場合にのみ必要です。
- S3ファイルストレージ
- プライベートCAが必要な場合は、SystemLink Enterpriseをデプロイする前に、CAのパブリック証明書トラストチェーンのコピーをデプロイする必要があります。詳細については、関連タスクを参照してください。
クラスタの前提条件をインストールする
前提として必要なリソースをクラスタにグローバルにインストールします。
- フルアクセス権を持つクラスタ管理者です。
- CustomResourceDefinitions、ClusterRoles、およびClusterRoleBindingsを作成する権限を含むクラスタの役割を持つユーザです。
- systemlink-admin-values.yamlのコピーをダウンロードします。
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systemlink-adminネームスペースの前提条件をインストールするには、コマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを実行します。
helm upgrade admin-release oci://downloads.artifacts.ni.com/ni-docker/ni/helm-charts/systemlinkadmin --install --version version --namespace admin-namespace --values systemlink-admin-values.yaml --values systemlink-values.yaml --values systemlink-secrets.yaml --wait --timeout 20m0s
ここで- admin-releaseは、systemlink-admin Helmチャートのインストールに使用するリリース名です。
- downloads.artifacts.ni.com/ni-docker は、レジストリのURLです。ローカルミラーを使用している場合は、このURLをミラーレジストリのURLに置き換えます。
- versionは、インストールするソフトウェアのバージョンです。
- admin-namespaceは、systemlink-admin Helmチャート用に作成されるネームスペースです。
このコマンドは、インストールが完了し、すべてのリソースが準備完了状態になるまでの間、最大で構成済みのタイムアウト時間まで待機します。デフォルトのタイムアウトは20分です。このタイムアウト時間は控えめな値ですが、インストールにかかる時間はさまざまな要因によって異なる場合があります。必要に応じて、タイムアウトを調整してください。
アプリケーションをインストールする
クラスタにSystemLink Enterpriseをインストールします。
helm upgrade release oci://downloads.artifacts.ni.com/ni-docker/ni/helm-charts/systemlink --install --version version --namespace namespace --values systemlink-values.yaml --values systemlink-secrets.yaml --set-file database.postgresCertificate=postgres.pem --wait --timeout 20m0s
ここで- releaseは、インストールしたソフトウェアのコレクションにHelmが割り当てる名前です。
- downloads.artifacts.ni.com/ni-docker は、レジストリのURLです。ローカルミラーを使用している場合は、このURLをミラーレジストリのURLに置き換えます。
- versionは、インストールするソフトウェアのバージョンです。
- namespaceは、アプリケーションのネームスペースです。
インストールを検証する
SystemLink Enterpriseが正常にインストールされていることをテストします。
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新規インストールの検証に役立つ一連のHelmテストを実行します。
- コマンドプロンプトを開きます。
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以下のコマンドを実行します。
helm test release --namespace namespace
ここで- releaseは、インストールしたソフトウェアのコレクションにHelmが割り当てる名前です。
- namespace は、アプリケーション用に作成されたネームスペースです。
このコマンドにより、それぞれがクラスターに対して検証テストを実行する一連のポッドがデプロイされます。結果が表示されるまで、この操作は数分間にわたって実行されます。テストに合格した場合は、コマンドによって、デプロイ済みのほとんどのポッドが削除されます。テストに失敗した場合は、ポッドは配置されたままになるので、ポッドのログを調べることができます。 - 構成済みのシステム管理者としてSystemLink Enterpriseにログインするには、構成したUIホスト名に移動します。
関連コンテンツ
- プライベート認証局
プライベート認証局 (CA) を使用している場合は、SystemLink Enterpriseを構成してプライベートCAを使用して信頼を確立する必要があります。
- systemlink-admin-values.yaml
- Helmのアップグレード
- Jupyter Enterprise Gateway