文字列およびパス制御器および表示器
- 更新日2025-08-27
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テキストを入力または表示するには、文字列制御器と表示器を使用します。ファイルまたはフォルダのパスを入力または表示するには、パス制御器および表示器を使用します。
実行時に文字列またはパス制御器からブロックダイアグラムに新しい値または変更した値を渡すには、テキストフィールドの外側をクリックします。デフォルトでは、LabVIEWはこの操作が行われるのを待って新しい値を解釈します。また、文字列制御器を右クリックして、ショートカットメニューからタイプ中に値を更新するを選択することにより、入力したときに文字列値を更新することができます。また、タイプ中に更新?プロパティを使用して、値をプログラム的に更新することもできます。
文字列制御器および表示器
文字列表示タイプ、およびパスワード表示や16進表示などの動作を変更するには、文字列制御器または表示器を右クリックします。また、ファイルI/OパレットのVIおよび関数を使用して、テキストファイルやスプレッドシートなどの外部ファイルに文字列を渡すこともできます。
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コンボボックス制御器
プルダウンメニューのように最後の選択肢の次の選択が最初に選択肢の戻る文字列リストを作成するには、コンボボックス制御器を使用します。コンボボックス制御器は、出力データが数値ではなく、文字列なので、リングや列挙体制御器とは異なります。
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パス制御器および表示器
ドロップが有効になっている場合には、パス、フォルダ、またはファイルを (Windows) Windowsエクスプローラ、または (macOS) Finderからドラッグすることによってパス制御器に配置できます。
パス制御器および表示器の動作は文字列制御器および表示器に似ていますが、LabVIEWは使用しているプラットフォーム標準の構文を使用してパスをフォーマットします。
無効なパス
パスを返す関数が失敗すると、その関数は<無効パス>を表示器に返します。ユーザがパスを指定しなかった場合に検知するために<無効パス>値をパス制御器のデフォルト値として使用して、パスを選択するオプションを提供するファイルダイアログボックスを表示します。ファイルダイアログボックスを表示するには、「ファイルダイアログ」Express VIを使用します。
空のパス
パスの指定を促すプロンプトを表示するには、空のパスを使用します。パス制御器内の空のパスは、WindowsおよびmacOS 32ビットでは空の文字列として表示され、LinuxおよびmacOS 64ビットではスラッシュ (/) として表示されます。(Windows) ファイルI/O関数に空のパスを配線すると、空のパスはコンピュータにマップされたドライブの一覧を参照します。(macOS) 空パスは、マウントされたボリュームを参照します。(Linux) 空パスはルートディレクトリを参照します。
絶対および相対パス
相対パスは、ファイルシステムの任意の場所に対してのファイルまたはディレクトリの場所を表します。絶対パスは、ファイルまたはディレクトリの場所をファイルシステムの最上位から順に記述します。VIの相対パスを使用して、別のコンピュータでアプリケーションを作成したり、VIを実行する際パスを再設定することを回避します。
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