ファイルパス
- 更新日2025-08-27
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以下に示すファイルパス制御器は、ディスク上のファイルの場所を識別するLabVIEWデータタイプです。
ファイルパスは、ファイルが格納されているボリューム、ファイルシステムのトップレベルとそのファイル間のディレクトリに、そのファイルの名前をつなげた記述です。パス制御器またはパス表示器では、特定のプラットフォームの標準構文を使用してパスを入力または表示します。
次の表には、LabVIEWで使用できるさまざまなタイプのファイルパスについての情報が含まれています。
| タイプ | 説明 | 使用 |
|---|---|---|
| 絶対パス | 絶対パスは、ファイルまたはディレクトリの場所をファイルシステムの最上位から順に記述します。例: E:\Temp\test.txt | 現在の作業ディレクトリに関係なく、ファイルシステム内の同じ場所を指定するには絶対パスを使用します。 |
| 相対パス | 相対パスは、ファイルシステムの任意の場所に対してのファイルまたはディレクトリの場所を表します。例: ..\test.txt | 現在の作業ディレクトリに応じて変わる可能性のある場所を指定するには相対パスを使用します。VIの相対パスを使用して、別のコンピュータでアプリケーションを作成したり、VIを実行する際パスを再設定することを回避します。 |
| シンボリックパスまたは擬似パス | シンボリックパスまたは疑似パスは、LabVIEWで使用できる事前定義された短いパス形式です。たとえば、<vilib>シンボリックパスは、labviewディレクトリにある<vi.lib>ディレクトリを表します。LabVIEWは、実行時に<vilib>シンボリックパスを、LabVIEWがインストールされている場所に応じてC:\Program Files (x86)\National Instruments\LabVIEW 2009\vi.libまたはD:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 2009\vi.libのような絶対パスとして解釈します。 | シンボリックパスは、LabVIEWがインストールされているディスク上の場所やログインされているユーザなど、実行環境によって変わる場所を指定する場合に使用します。 |