フロントパネルのデータロギングを有効にするか、データログ関数を使用してデータの集録およびファイルへのデータの書き込みを行うことによって、データログファイルの作成および読み取りを実行できます。

データログファイル内のデータをフォーマットする必要はありません。ただし、データログファイルの書き込みまたは読み取りを行う場合は、データタイプを指定する必要があります。たとえば、温度の測定値およびその温度の測定時刻と日付を記録した場合は、データログファイルにデータを書き込み、1つの数値と2つの文字列のクラスタとしてそのデータを指定します。

温度の測定値およびその温度の測定時刻と日付が集録されているファイルを読み取る場合は、1つの数値と2つの文字列のクラスタの読み取りを指定します。

データログタイプ

データログファイル内の各レコードのデータタイプは任意のタイプにすることが可能です。ただし、データタイプはどのようにデータをデータログファイルにログしたかにより異なります。

「データログを書き込む」関数を使用して作成したデータログファイルでは、データタイプはデータログファイルに書き込まれたデータと一致します。

フロントパネルのデータロギングを使用して作成したデータログファイルでは、データタイプは2つのクラスタのクラスタです。最初のクラスタにはタイムスタンプが含まれ、2つめのクラスタにはフロントパネルデータが含まれています。タイムスタンプには、秒を表す符号なし32ビット整数とLabVIEWシステム時間から経過したミリ秒を表す符合なし16ビット整数が含まれます。フロントパネルのデータクラスタには、フロントパネル制御器および表示器のすべてにそれぞれのタブ順序で対応するデータタイプが含まれています。