Express VI作成ツールウィザードで新規のExpress VI作成してソースVIを設計した後、構成ダイアログボックスVIフロントパネルを設計してユーザインタフェースを完成させ、所定のブロックダイアグラムテンプレートを変更して、Express VIのランタイム動作を構成できます。

以下の手順に従って、構成ダイアログボックスVIのフロントパネルを作成します。また、ユーザインタフェースを作成する場合は「LabVIEWスタイルチェックリスト」およびその他の開発ガイドラインを使用します。

  1. Express VIを作成/編集ダイアログボックスから構成ダイアログボックスVIを開きます。
  2. OKキャンセルヘルプボタンを除いて、フロントパネルのメインセレクションフレームで構成ダイアログボックスに表示する制御器または表示器を配置します。
    メモ 標準VIからExpress VIを作成した場合、構成可能として選択した標準VIからの制御器と表示器が、フロントパネルに自動的に表示されます。
  3. メインセレクションフレーム、およびOKキャンセルヘルプの各ボタンのみ表示するように、フロントパネルをサイズ変更します。VIを保存すると、構成ダイアログボックスでこの設定が維持されます。
  4. 構成ダイアログボックスVIを保存します。

以下の手順に従って、構成ダイアログボックスVIのブロックダイアグラムを作成します。

  1. ブロックダイアグラムの初期化セクションでは、制御器データ配列にあるExpress VIの拡張可能なパラメータを指定します。制御器データ配列の各要素には3つのフィールドがあります。
    1. 最初のフィールドの制御器タイプでは、フロントパネル制御器、定数、Express VIタイトル、ダイナミックデータタイプ制御器など、制御器のタイプを指定します。
    2. 2番目のフィールドのソースVI制御器ラベルでは、ソースVIのフロントパネルに表示されるように制御器のラベルを入力します。
      メモ ソースVIの制御器ラベルで表示されるので、正しいケースを含む、正確な文字列を入力する必要があります。正確に操作を行うには、ソースVIのフロントパネルラベルからコピーして貼り付けます。
    3. 3番目のフィールドの構成ダイアログ制御器ラベルでは、構成ダイアログボックスVIのフロントパネルに表示される制御器のラベルを入力します。空の文字列は、そのラベルがソースVIのラベルと同じであることを示します。
  2. ブロックダイアグラムのメインWhileループセクションを構成して、グラフの更新やラジオボタンの使用など、ユーザインタフェースのフィードバックを処理します。このセクションのイベントストラクチャは、値の変更など、ユーザイベントに直接関連するすべてのコードに対応します。
  3. ブロックダイアグラムの再構成セクションでは、Terminals to Grow配列にあるExpress VIの拡張可能端子を指定します。
  4. 構成ダイアログボックスVIを保存して閉じます。
メモ 構成ダイアログボックスをExpress VIから起動しないで構成ダイアログボックスVIのみ実行すると、エラーメッセージが表示されます。VIをExpress VIの一部分として実行していないために発生するこのエラーは無視してください。