dstp、opc、ftp、http、fileプロトコルを使用してフロントパネルデータを読み取る

シェア変数エンジンを介してフロントパネル制御器をリモートで制御するためにフロントパネルのデータバインディングを使用すると、シェア変数およびNI Publish-Subscribe-Protocol (NI-PSP)データ項目へのシームレスな接続、およびdstpよりも高速で安定したデータの転送が実現できます。

以下の手順に従って、Windows上ではopc、ftp、httpプロトコル、LabVIEWをサポートするすべてのプラットフォーム上ではdstpおよびfileプロトコルを使用して、フロントパネルのデータを読み取ります。

1. dstp接続を使用するには、DataSocket Serverを起動して設定する必要があります。opc、ftp、http、file接続を使用している場合は、手順2に進んでください。スタート»すべてのプログラム»National Instruments»DataSocket»DataSocket Serverを選択して、DataSocketサーバを開きます。
2. フロントパネルオブジェクトを右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して、そのオブジェクトのプロパティダイアログボックスが表示します。

メモ タイプ定義用のフロントパネルデータ接続を作成することはできません。

1. ブールプロパティダイアログボックスのデータバインディングタブをクリックします。
2. データバインディングセレクションプルダウンリストからDataSocketを選択します。
3. Windowsではopc、ftp、http URLを入力し、LabVIEWをサポートするすべてのプラットフォームではfileまたはパステキストボックスでdstp URLを入力します。LabVIEWをサポートするすべてのプラットフォームでは参照プルダウンメニューからDSTPサーバまたはファイルシステムを選択してURLに移動します。
4. アクセスタイププルダウンメニューから読み取り専用を選択します。
5. OKボタンをクリックします。
6. ブロックダイアグラムで、Whileループを作成して連続実行するVIを構成します。
7. VIを実行します。LabVIEWによりDataSocketサーバからデータが抽出され、VIのフロントパネルオブジェクトに表示されます。VIの実行中にDataSocketサーバへの接続が成功すると、VIのフロントパネルオブジェクトの隣りに小さい緑色のマークが表示されます。接続が確立できない場合は、小さな赤いマークが表示されます。LabVIEWがサーバに接続する前は、小さな透明のマークが表示されます。また、そのマークの上にカーソルを移動するとステータスメッセージが表示されます。この表示器を隠すには、フロントパネルのオブジェクトを右クリックして、ショートカットメニューから、表示項目»DataSocket LEDを選択します。また、LED表示プロパティを使用して、表示器をプログラム的に非表示にすることができます。