プロット画像プロパティを設定すると、画像の描画がグラフプロット領域の原点から開始されます。プロット領域原点 (0,0) ではなく、グラフデータポイントをリファレンスとして使用して画像が描画されるようにプロット画像プロパティを構成するには、XYを座標にマップメソッドを使用してフロントパネルの座標にデータポイントのグラフ座標を割り当てます。XYを座標にマップメソッドは、フロントパネルの原点に相対する座標を返します。ただし、画像を正しく描画するには、座標がプロット画像領域の原点 (グラフプロット領域の左上端) に対応している必要があります。この差異に対処するために、XYを座標にマップメソッドから返される座標からグラフのプロット領域のフロントパネル原点からのオフセットを差し引く必要があります。

以下の手順に従って、グラフ座標を所有ペーンの座標にプログラム的に割り当てます。

メモ フロントパネルでスプリッタバーを配置して、複数ペーンを作成することができます。その後、所有ペーンの原点からグラフのプロット領域をオフセットできます。
  1. グラフを右クリックし、ショートカットメニューから作成»インボークノード»XYを座標にマップを選択します。XYを座標にマップインボークノードが作成されます。
  2. 座標をXYにマップメソッドのXY入力を右クリックして、ショートカットメニューから作成»定数を選択します。XYを座標にマップメソッドのXY入力にデータポイントのグラフ座標を配線します。
  3. グラフを右クリックし、ショートカットメニューから作成→プロパティノード→プロット領域範囲を選択してプロット領域範囲プロパティノードを作成します。
  4. ブロックダイアグラムに「名前でバンドル解除」関数を追加します。
  5. プロット領域範囲プロパティノードのプロット領域範囲出力を名前でバンドル解除」関数の入力クラスタ入力に配線します。
  6. leftとtopが要素として表示されるように、「名前でバンドル解除」関数をサイズ調整します。
  7. ブロックダイアグラムに「バンドル」関数を追加します。
  8. 「名前でバンドル解除」関数の要素leftとtopを「バンドル」関数の要素入力に配線します。
  9. ブロックダイアグラムに「差」関数を追加します。
  10. XYを座標にマップインボークノードの座標出力を「差」関数のx入力に配線します。
  11. 「バンドル」関数の出力クラスタ出力を「差」関数のy入力に配線します。
  12. 「差」関数のx–y出力を右クリックし、ショートカットメニューから作成»表示器を選択します。