LabVIEWからMATLAB®ソフトウェアを呼び出す
- 更新日2025-08-27
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MATLABスクリプトノードを使用するには、MATLAB®ソフトウェアバージョン6.5以降のライセンスコピーが必要です。これは、スクリプトノードがMATLABソフトウェアスクリプトサーバを呼び出し、MATLAB言語構文で作成されたスクリプトを実行するためです。MATLABスクリプトノードはWindowsでのみ使用可能です。
以下の手順に従って、MATLAB言語構文で作成したスクリプトを使用するVIを作成、実行します。
- ブロックダイアグラムにMATLABスクリプトノードを追加します。
メモ MATLABスクリプトノードは、LabVIEW開発システムおよびLabVIEWプロフェッショナル開発システムでのみ作成できます。VIにMATLABスクリプトノードがすでに含まれている場合は、すべてのLabVIEWパッケージでこのVIを実行できます。
- 操作ツールやラベリングツールを使用して、MATLABスクリプトノードに次のスクリプトを入力します。a=rand(50) surf(a)
- MATLABスクリプトノードに出力を追加して、出力用の表示器を作成します。
- MATLABスクリプトノードフレームの右側を右クリックし、ショートカットメニューから出力を追加を選択します。
- 出力端子で「a」を入力して、スクリプトに「a」の変数の出力を追加します。
- 出力端子のデータタイプを指定します。MATLABスクリプトノードでは、新しい入力端子または出力端子のデフォルトのデータタイプは実数です。「a」出力を右クリックし、ショートカットメニューからデータタイプを選択»実数の2次元配列を選択します。
- 「a」出力端子を右クリックし、ショートカットメニューから作成»表示器を選択して、実数の2次元配列とラベル付けられた2D配列の数値表示器を作成します。
- エラー出力の出力端子を右クリックし、ショートカットメニューから作成→表示器を選択して、エラー出力のラベルが付けられたエラー出力表示器を作成します。
- VIの実行時にスクリプトが生成するすべての数値を参照できるように、実数の2次元配列フロントパネル表示器のサイズを調整します。
- VIを実行します。LabVIEWは、MATLABソフトウェアスクリプトサーバを呼び出して、乱数から成る行列を作成し、行列をMATLABソフトウェアで表示し、その情報をグラフにプロットして、フロントパネルの実数の2次元配列表示器に行列を構成する値を表示します。
- (オプション) MATLAB言語構文で作成されたスクリプトをデバッグします。
MATLABスクリプトノード内でスクロールバーを表示することができます。
| メモ MATLABスクリプトノード内のスクリプトは、MATLABソフトウェア環境の場合と同様に機能します。 |