以下の表には、WebブラウザまたはLabVIEWでリモートフロントパネルに接続する際に発生する場合のあるエラーがリストされています。

エラー 解決法
無効なサーバIPアドレス サーバ管理者に問い合わせて、接続先のコンピュータの正しいIPアドレスと名前を確認します。
指定されたサーバによってリモートパネルの接続が拒否された サーバ管理者はLabVIEW Webサーバを有効にする必要があります。リモートパネルに接続ダイアログボックスに入力したサーバIPアドレスポートが正しいかどうかを確認してください。
クライアントにリモートパネルサーバへのアクセス権がありません。 サーバ管理者は、リモートフロントパネルの表示や制御を行う可能性のあるすべてのクライアントのIPアドレスを指定する必要があります。サーバ管理者がIPアドレスを指定しない場合は、LabVIEWでクライアントのすべてにリモートフロントパネルへのアクセスが許可されます。
リモートパネルプロトコルのバージョンに互換性がありません。 クライアントコンピュータとサーバコンピュータでは、同じバージョンのLabVIEWを実行してください。ブラウザを使用してリモートフロントパネルの表示や制御を行う場合、サーバコンピュータ上のLabVIEWのバージョンに対応するLabVIEWランタイムエンジンのバージョンを使用する必要があります。また、サーバ管理者に問い合わせて、HTMLドキュメントがLabVIEWランタイムエンジンの正しいバージョンを指定していることを確認してください。
LabVIEWのクライアントバージョンはLabVIEWのサーババージョンと互換性がありません。 サーバコンピュータ上のLabVIEWと同じバージョンのLabVIEWを使用する必要があります。ブラウザを使用してリモートフロントパネルの表示や制御を行う場合、サーバコンピュータ上のLabVIEWのバージョンに対応するLabVIEWランタイムエンジンのバージョンを使用する必要があります。また、サーバ管理者に問い合わせて、HTMLドキュメントがLabVIEWランタイムエンジンの正しいバージョンを指定していることを確認してください。
サーバはリモートパネルをサポートしません。 サーバのIPアドレスとコンピュータ名を正しく入力したことを確認してください。
リモートパネルサーバが要求されたVIの送信に失敗しました。 メモリまたはネットワークのエラーが発生しました。このエラーは、サイズの大きいフロントパネルに接続を試みる際発生する場合があります。フロントパネルへの接続を再度試みるか、あるいはフロントパネルのメモリの使用量を小さくするためにサーバ管理者にフロントパネルを修正するよう要求してください。このエラーは、Webサーバが有効にせずにReal-TimeターゲットにVIをデプロイし、その後でWebサーバを有効にした場合に発生する可能性があります。LabVIEWではWebサーバの有効時にReal-TimeターゲットにデプロイされたVIのフロントパネルのみが保持されるため、このエラーの原因はデプロイされたVIにフロントパネルが存在しないことが原因です。この動作は、パフォーマンス最適化のために行われます。
クライアントには指定されたVIへのアクセス権がありません。 サーバ管理者はクライアントが表示または制御できるVIを指定する必要があります。
要求されたVIはサーバコンピュータ上のメモリにロードされていません。 VIがサーバマシン上で開いている際は必ずVIはメモリ内にあると見なされます。VIが起動している必要はありません。また、入力したVI名が、ホストマシンと完全に一致する (「.vi」拡張子を含む) ことを確認します。