既存のHTMLドキュメントにVIを埋め込む
- 更新日2025-04-04
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NIでは、クライアントコンピュータでVIのフロントパネルをWebブラウザで参照および制御できるように、Webパブリッシングツールを使用してHTMLドキュメントを作成して、VIを組み込むことを推奨します。
ただし、HTMLドキュメントが既にある場合、クライアントコンピュータでVIのフロントパネルをブラウザで参照および制御できるように、以下の構文を使用してVIをHTMLドキュメントに埋め込みます。なお、使用する既存のHTMLドキュメントはWebサーバのルートディレクトリに保存してください。VIをHTMLドキュメントに組み込む例については、Webサーバの構文の例を参照してください。
クライアントとサーバのコンピュータはLabVIEWで同じバージョンのリモートパネルプロトコルを起動している必要があります。ブラウザを使用してリモートフロントパネルの表示や制御を行う場合、サーバコンピュータ上のLabVIEWのバージョンに対応するLabVIEWランタイムエンジンのバージョンを使用する必要があります。
<OBJECT ID="LabVIEWControl" CLASSID="CLSID:A40B0AD4-B50E-4E58-8A1D-8544233807B0" WIDTH= x HEIGHT= x CODEBASE="ftp://ftp.ni.com/support/labview/runtime/windows/ 15.0 /LVRTE 15.0 min.exe"> <PARAM name="LVFPPVINAME" value=" VI_NAME.vi "> <EMBED SRC=".LV_FrontPanelProtocol. rpvi150 " LVFPPVINAME=" VI_NAME.vi " TYPE="application/x- labviewrpvi150 " WIDTH= x HEIGHT= x PLUGINSPAGE="http://digital.ni.com/express.nsf/bycode/exck2m"></EMBED> </OBJECT>
異なるバージョンのLabVIEWで使用される構文については、下表を参照してください。上の例では、バージョン間の変更が太字でハイライトされています。
LabVIEWバージョン | CODE BASE | EMBED SRC | EMBED TYPE |
---|---|---|---|
2015 | 15.0 | rpvi150 | labviewrpvi150 |
2014 | 14.0 | rpvi140 | labviewrpvi140 |
2013 | 13.0 | rpvi130 | labviewrpvi130 |
![]() | メモ クライアントがLabVIEW ActiveXコントロールを使用してVIにアクセスする場合は、<OBJECT>タグ情報だけを追加します。ただし、異なる構成のクライアントのすべてをサポートするには、<OBJECT>タグと<EMBED>タグの両方を含める必要があります。これにより、すべてのクライアントがブラウザを使用してVIにリモートでアクセスすることが可能になります。 |
以下のリストは、構成する必要のあるパラメータの説明です。
パラメータ | 説明 |
---|---|
CODEBASE | LabVIEW ActiveXコントロールを使用してVIにアクセスするクライアント用の.exeファイルの名前を含む、LabVIEWランタイムエンジンのインストーラの位置。上記のサンプルで示されたアドレスには、インストーラの現在のバージョンの位置が含まれています。 |
VI_NAME | Example.viなどのVI名。VIがサブディレクトリまたは.llbファイル内にある場合でも、VI_NAMEにはパスまたはディレクトリ名は含まれません。 |
PLUGINSPAGE | Netscapeプラグインを使用して、VIにアクセスするクライアント用にLabVIEWランタイムエンジンインストーラをダウンロードできるURL。上記のアンプルで示されたアドレスには、インストーラの現在のバージョンの位置が含まれています。 |
(オプション) WIDTH | ピクセルで表したフロントパネルの幅。 |
(オプション) HEIGHT | ピクセルで表したフロントパネルの高さ。 |