LabVIEWで複雑な制御器および表示器の設計および作成を行うには、XControlを使用します。

メモ XControlの作成および編集は、LabVIEWプロフェッショナル開発システムのみで実行できます。VIにXControlが含まれる場合、LabVIEWのすべてのパッケージを使用してVIを実行することができます。

XControlを作成すると、標準のLabVIEW制御器と表示器が結合されて、この標準の制御器と表示器を合わせた機能を利用することができます。標準のLabIVEW制御器および表示器とは外観が異なるカスタムユーザインタフェースコンポーネントの作成に使用するカスタム制御器とは異なり、XControlにはバックグラウンドで実行されるVIで定義された実行時間と編集時間の動作が可能です。VIでXControlを使用すると、XControlには制御器の働きが含まれるためVIのダイアグラムが単純化されます。

XControlを作成する場合は、プロジェクトエクスプローラウィンドウを使用してXContorlライブラリを編集します。XContorlライブラリにはXContorlのすべての要素が含まれます。通常のXContorlは、機能、プロパティ、およびメソッドから構成されます。XControlの機能はXControlが正しく機能するために必要なXControlのコンポーネントです。必須機能は、外観、データタイプ、表示状態、XControlの初期化を定義します。XControlには、追加のオプション機能があります。機能を選択ダイアログボックスは、XControlに適用できるすべての必須およびオプション機能のリストと説明を示します。XControlのプロパティおよびメソッドは、XControlのユーザが制御器をプログラム的に構成できるようにします。XControlのプロパティおよびメソッドの作成はオプションです。

XControlを使用するサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\XControls\Dual Mode ThermometerディレクトリのSimple Dual Mode Thermometer XControlプロジェクトを参照してください。関連サンプルを検索