XControlの機能は、XControlが正しく機能するために必要なXControlのコンポーネントです。機能は、LabVIEWが適宜呼び出すVIまたは制御器 (.ctls) により表されます。必須機能は、外観、データタイプ、表示状態、XControlの初期化を定義します。XControlsには以下の必須機能が含まれます。

  • データ―データはXControlのデータタイプを指定するタイプ定義VIです。XControlライブラリでデータ機能をダブルクリックして、データタイプ定義を開いて、編集します。デフォルトではデータタイプ定義は数値制御器を含みます。VIにある既存の制御器を、XControlのデータタイプを表す新しい制御器と置換します。変更後、データのタイプ定義を保存します。
  • 状態―表示状態としても知られる状態は、制御器の外観に影響するXControlのデータ以外の情報を指定するタイプ定義VIです。いずれかの時点で、XControlはデータおよび状態機能を使用して外観を更新します。XControlライブラリで状態機能をダブルクリックして、状態タイプ定義を開いて編集します。デフォルトでは状態タイプ定義は数値制御器と一緒のクラスタを含みます。VIにある既存の制御器を、XControlの表示状態を表す新しい制御器と置換します。変更後に状態タイプ定義を保存します。
    メモ 表示状態のタイプを変更する場合、XControlプロパティダイアログボックスを使用してXControlのバージョンをアップデートします。バージョンを変更すると、状態機能の更新に初期化を使用できます。
  • 外観―外観はXControlの外観を定義します。外観機能は外観VIによって表されます。外観VIのフロントパネルはXControlの外観を定義します。外観VIのブロックダイアグラムはXControlの動作を定義します。XControlライブラリで外観機能をダブルクリックして、外観VIを編集します。変更後、外観VIを保存します。
  • 初期化―XControlが最初にフロントパネルに配置されるとき、またはXControlを含むVIがメモリにロードされるとき、LabVIEWは初期化機能を呼び出します。XControlが表示される前に、表示状態を初期化するためにこの機能を使用します。また、初期化機能は、XControlの旧バージョンを最新バージョンにアップデートする場合に重要な役割を果たします。XControlを含むVIをロードするとき、LabVIEWは初期化を呼び出し、VIが最後に保存されたときからXControlのバージョンに変更があったかどうかを確認します。バージョンを変更すると、状態機能の更新に初期化を使用できます。初期化には旧バージョン前回の状態制御器、および現在の状態表示器が含まれます。バージョンが変更されると、初期化はバリアントとして渡される前回の状態の値を新規の状態形式に変換します。新規の状態は現在の状態表示器に渡されます。

XControlには、追加のオプション機能があります。機能を選択ダイアログボックスは、XControlに適用できるすべての必須およびオプション機能のリストと説明を示します。