パッケージは、サブディレクトリを含むルートディレクトリ、ペイロードファイル、およびターゲットシステムでのパッケージのインストール結果を定義する構成ファイルで構成されます。

コンポーネント 詳細
control サブディレクトリ

制御ファイルが含まれています。

制御ファイルには、名前、バージョン、タイプ、および依存項目など、パッケージのプロパティと関係を記述するメタデータが含まれています。

  • パッケージマネージャは、制御ファイルのメタデータに従ってパッケージを生成します。
  • 制御ファイルは、拡張子のないテキストファイルです。
  • 制御ファイルでXB-Plugin属性に値を割り当てることにより、パッケージがファイルパッケージとWinInstパッケージのいずれであるかを宣言します。
data サブディレクトリ

パッケージとともに配布するペイロードが含まれています。ファイルパッケージ、相対ファイルパッケージ、またはWinInstパッケージのいずれかを作成するかによって、データサブディレクトリの内容の一部が異なります。

ファイルパッケージには、以下の項目が含まれています。
  • ルートディレクトリ―これらのディレクトリ用に作成する構造によって、パッケージマネージャがペイロード項目をインストールする場所が決まります。
  • (オプション) 指示ファイル―含まれている実行ファイルに対する指示を提供し、ターゲットシステム上のファイルへのショートカットを作成します。
相対ファイルパッケージには、以下の項目が含まれています。
  • ルートディレクトリ―これらのディレクトリ用に作成する構造によって、パッケージマネージャがペイロード項目をインストールする場所が決まります。
WinInstパッケージには、以下の項目が含まれています。
  • 1つまたは複数の.msiファイル―実行をカスタマイズする指示ファイルを指定しない限り、各MSIは自動的に検出され、ファイル名に従ってASCIIの昇順に実行されます。
  • (オプション) 指示ファイル―MSIの実行をカスタマイズし、実行ファイルを実行するための条件を指定します。
debian-binary ファイル Debian標準への準拠を宣言します。