相対ファイルパッケージを作成する
- 更新日2025-10-21
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相対ファイルパッケージを作成するには、サブディレクトリ、ソースファイル、および構成ファイルを格納するルートディレクトリを作成します。
パッケージに含める制御ファイルの説明とサンプルについては、「制御ファイルの属性」トピックを参照してください。
相対ファイルパッケージを作成する前に、必要なソースファイルとサブディレクトリをすべて1つのルートディレクトリに集めます。
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相対ファイルパッケージのすべてのコンポーネントを格納するルートディレクトリを作成します。
例: C:\temp\MyRelativeFilePkg
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ルートディレクトリ内にcontrolサブディレクトリを作成します。
例: C:\temp\MyRelativeFilePkg\control
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controlサブディレクトリ内に制御ファイルを作成します。
- テキストエディタを使用して、新規ドキュメントを作成し、controlという名前を付けます。
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パッケージに必要なすべての制御ファイルの属性と値を入力します。
制御ファイルで使用する属性の詳細については、「制御ファイルの属性」トピックを参照してください。
- XB-Plugin属性に「relative-file」と入力して、パッケージが相対ファイルパッケージであることを示します。
- ファイル名に拡張子を付けずにファイルを保存します。
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ルートディレクトリ内にdataサブディレクトリを作成します。
例: C:\temp\MyRelativeFilePkg\dataパッケージマネージャは、dataサブディレクトリ内のすべてのファイルをインストールパスにインストールします。デフォルトのインストールパス: C:\Program Files\National Instruments\NI Package Manager\Installed
デフォルト以外のインストールパスを指定するには、installおよびuninstallコマンドで--install-root=<DIRECTORY>オプションを使用します。
メモ パッケージマネージャは、インストール済みで使用可能な相対ファイルパッケージを表示しません。相対ファイルパッケージでパッケージマネージャにアクセスするには、コマンドラインインタフェースを使用します。詳細については、「パッケージマネージャのコマンドラインインタフェースにアクセスする」トピックを参照してください。 - (オプション) dataサブディレクトリ内に、1つまたは複数のサブディレクトリを作成します。
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ルートディレクトリにDebianバイナリファイルを作成します。このファイルは、Debian標準への準拠を宣言します。詳細については、debian.orgを参照してください。
- テキストエディタを使用して、新規ドキュメントを作成し、debian-binaryという名前を付けます。
- 「2.0」と入力します。
- ファイル名に拡張子を付けずにファイルを保存します。
以下の図は、相対ファイルパッケージの例を示しています。

関連コンテンツ
- パッケージコンポーネント
パッケージは、サブディレクトリを含むルートディレクトリ、ペイロードファイル、およびターゲットシステムでのパッケージのインストール結果を定義する構成ファイルで構成されます。
- コマンドラインインタフェースを使用してパッケージを作成する
ソースファイルからパッケージを作成するには、コマンドラインインタフェースを使用します。
- 制御ファイルの属性
制御ファイルは、名前、バージョン、タイプ、および依存項目など、パッケージのプロパティと関係を記述するメタデータを含む、拡張子のないテキストファイルです。制御ファイルは、ファイルパッケージとWinInstパッケージの両方に必要です。パッケージマネージャは、制御ファイルのメタデータに従ってパッケージを生成します。
- パッケージマネージャのコマンドラインインタフェースにアクセスする
パッケージマネージャプロセスの実行を変更するには、パッケージマネージャコマンドラインインタフェースnipkg.exeまたはパッケージマネージャGUIコマンドラインNIPackageManager.exeを使用します。