相対ファイルパッケージを作成するには、サブディレクトリ、ソースファイル、および構成ファイルを格納するルートディレクトリを作成します。

パッケージに含める制御ファイルの説明とサンプルについては、「制御ファイルの属性」トピックを参照してください。

相対ファイルパッケージを作成する前に、必要なソースファイルとサブディレクトリをすべて1つのルートディレクトリに集めます。

  1. 相対ファイルパッケージのすべてのコンポーネントを格納するルートディレクトリを作成します。
    例: C:\temp\MyRelativeFilePkg
  2. ルートディレクトリ内にcontrolサブディレクトリを作成します。
    例: C:\temp\MyRelativeFilePkg\control
  3. controlサブディレクトリ内に制御ファイルを作成します。
    1. テキストエディタを使用して、新規ドキュメントを作成し、controlという名前を付けます。
    2. パッケージに必要なすべての制御ファイルの属性と値を入力します。
      制御ファイルで使用する属性の詳細については、「制御ファイルの属性」トピックを参照してください。
    3. XB-Plugin属性に「relative-file」と入力して、パッケージが相対ファイルパッケージであることを示します。
    4. ファイル名に拡張子を付けずにファイルを保存します。
  4. ルートディレクトリ内にdataサブディレクトリを作成します。
    例: C:\temp\MyRelativeFilePkg\data
    パッケージマネージャは、dataサブディレクトリ内のすべてのファイルをインストールパスにインストールします。デフォルトのインストールパス: C:\Program Files\National Instruments\NI Package Manager\Installed

    デフォルト以外のインストールパスを指定するには、installおよびuninstallコマンドで--install-root=<DIRECTORY>オプションを使用します。

    メモ パッケージマネージャは、インストール済みで使用可能な相対ファイルパッケージを表示しません。相対ファイルパッケージでパッケージマネージャにアクセスするには、コマンドラインインタフェースを使用します。詳細については、「パッケージマネージャのコマンドラインインタフェースにアクセスする」トピックを参照してください。
  5. (オプション) dataサブディレクトリ内に、1つまたは複数のサブディレクトリを作成します。
  6. ルートディレクトリにDebianバイナリファイルを作成します。このファイルは、Debian標準への準拠を宣言します。詳細については、debian.orgを参照してください。
    1. テキストエディタを使用して、新規ドキュメントを作成し、debian-binaryという名前を付けます。
    2. 2.0」と入力します。
    3. ファイル名に拡張子を付けずにファイルを保存します。
以下の図は、相対ファイルパッケージの例を示しています。