既存のデータソースを使用してシェア変数を書き込む
- 更新日2025-08-27
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シェア変数を既存のデータソースにバインドすると、シェア変数はそのデータソースと同様の更新を受信します。シェア変数に使用可能なデータソースには、DAQチャンネル、NI Publish-Subscribe Protocol (NI-PSP) データ項目 (他のシェア変数など)、および他のプロジェクトで定義されたI/Oサーバからのデータ項目があります。
メモ
- ネットワーク共有シェア変数のみをバインドすることができます。
- 現在デプロイされているデータ項目にのみシェア変数をバインドできます。
- 8キロバイト未満のデータのシェア変数に書き込む場合、LabVIEWによるネットワークでのデータ送信時間が最長10ミリ秒かかることがあります。この遅延を解消するには、「シェア変数データを排出」VIを使用して、シェア変数データを即時に送信します。
シェア変数機能をサポートしないデータソースに対して同機能を活用する必要がある場合に、シェア変数を既存のデータソースにバインドします。たとえば、CompactRIOターゲットのシェア変数にロギングおよびアラームプロパティを設定する必要があるとします。Real-Timeターゲットはロギングおよびアラームをサポートしないため、開発用コンピュータ上にシェア変数を新たに作成して、そのシェア変数をCompactRIOターゲットのシェア変数にバインドした後、開発用コンピュータのシェア変数にロギングおよびアラームプロパティを設定する必要があります。CompactRIOターゲットのシェア変数がシェア変数エンジン (SVE)に新しいデータを送信すると、SVEは開発用コンピュータのシェア変数の値を更新し、そのシェア変数はロギングおよびアラームのタスクを実行します。
| メモ ネットワークを介してシェア変数を既存のデータソースにバインドした場合、LabVIEWはデータソースの構成変更を記録しません。このため、上の例の場合、CompactRIOターゲットの変数名を変更した場合は、開発用コンピュータのシェア変数の構成も更新しないとそのシェア変数は破損します。 |
シェア変数を既存のデータソースにバインドするには、次の手順に従ってください。
- シェア変数を作成するシェア変数を作成するか、またはプロジェクトエクスプローラウィンドウでシェア変数を右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して、シェア変数プロパティダイアログボックスを表示します。
- エイリアスを有効チェックボックスをオンにします。
- バインド先プルダウンメニューから次のオプションを選択します。
- シェア変数を現在のプロジェクトのNI-PSPデータ項目にバインドする場合は、プロジェクト変数を選択します。
- シェア変数をネットワーク上のNI-PSPデータ項目にバインドする場合は、PSP URLを選択します。

メモ データ項目がローカルサブネット上にないコンピュータにある場合は、ツール→シェア変数→コンピュータを登録を選択し、そのコンピュータを登録する必要があります。コンピュータ名またはコンピュータのIPアドレスを指定すると、そのコンピュータ上のデータ項目にシェア変数をバインドできるようになります。 - シェア変数をI/Oサーバ (OPCサーバなど) にバインドする場合は、I/O変数を選択します。
- 次の方法のいずれかを使用してシェア変数をバインドするデータソースを選択します。
- OKボタンをクリックします。