dstp、opc、ftp、http、fileプロトコルを使用してフロントパネルデータを書き込む
- 更新日2025-08-27
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シェア変数エンジンを介してフロントパネル制御器をリモートで制御するためにフロントパネルのデータバインディングを使用すると、シェア変数およびNI Publish-Subscribe-Protocol (NI-PSP)データ項目へのシームレスな接続、およびdstpよりも高速で安定したデータの転送が実現できます。
以下の手順に従って、Windows上ではopc、ftp、httpプロトコル、LabVIEWをサポートするすべてのプラットフォーム上ではdstpおよびfileプロトコルを使用して、フロントパネルのデータを書き込みます。
メモ フロントパネルデータをdstpプロトコルを使用してリモートで書き込むには、DataSocketサーバをインストールする必要があります。フロントパネルからデータを書き込むとデータが失われる可能性があります。最新のデータのみでなく、すべてのフロントパネルデータを書き込むには、「DataSocket書き込み」関数を使用して、ライブデータをプログラム的に書き込みます。
- dstp接続を使用するには、DataSocket Serverを起動して設定する必要があります。opc、ftp、http、file接続を使用している場合は、手順2に進んでください。National InstrumentsディレクトリからDataSocketサーバを起動します。
- フロントパネルオブジェクトを右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して、そのオブジェクトのプロパティダイアログボックスが表示します。
- プロパティダイアログボックスのデータバインディングページで、データバインディングセレクションプルダウンメニューからDataSocketを選択します。
- Windowsではopc、ftp、http URLを入力し、LabVIEWをサポートするすべてのプラットフォームではfileまたはパステキストボックスでdstp URLを入力します。LabVIEWをサポートするすべてのプラットフォームでは参照プルダウンメニューからDSTPサーバまたはファイルシステムを選択してURLに移動します。
- アクセスタイププルダウンメニューから読み取り/書き込みを選択します。
- OKボタンをクリックします。
- ブロックダイアグラムで、Whileループを作成して連続実行するVIを構成します。
- VIを実行します。LabVIEWによって、フロントパネルオブジェクトから、URLに入力したサーバの場所にデータが書き込まれます。VIの実行中にDataSocketサーバへの接続が成功すると、VIのフロントパネルオブジェクトの隣りに小さい緑色のマークが表示されます。接続が確立できない場合は、小さな赤いマークが表示されます。LabVIEWがサーバに接続する前は、小さな透明のマークが表示されます。また、そのマークの上にカーソルを移動するとステータスメッセージが表示されます。この表示器を隠すには、フロントパネルのオブジェクトを右クリックして、ショートカットメニューから、表示項目»DataSocket LEDを選択します。また、「DataSocket:LED表示」プロパティを使用して、表示器をプログラム的に非表示にすることもできます。