使用または作成する各VI内でエラー入力エラー出力クラスタを使用して、VI内でエラー情報を渡します。多くの場合、ソースクラスタ要素でもエラーの発生箇所を識別することができます。エラー入力でエラーが検出されると、VIはエラー情報をエラー出力に返し、実行を停止します。デフォルトでは、VIの実行時にエラーが発生した場合、自動的に実行が中断し、エラーが発生したサブVIや関数がハイライトされ、エラーダイアログボックスが表示されます。自動エラー処理を無効にすることもできます。

以下の手順に従って、VIのエラークラスタの使用方法を示すサンプルを参照します。

  1. レポートを作成」VIをブロックダイアグラムに追加し、ダブルクリックして開きます。
  2. ブロックダイアグラムを表示するには、ウィンドウ»ブロックダイアグラムを表示を選択します。
  3. 詳細ヘルプウィンドウまたはVI階層ウィンドウを使用して、「レポート生成オブジェクト生成」VIを検索します。
  4. 「レポート生成オブジェクト生成」VIをダブルクリックして開きます。フロントパネルにエラー入力およびエラー出力クラスタが含まれています。これらのクラスタは、ブロックダイアグラム上でケースストラクチャに外部で配線されます。

エラーがある場合、ケースストラクチャはこのVIに達するまで実行されます。VIは主要コードは実行しませんが、ケースストラクチャを経由してエラー情報をエラー出力クラスタに直接渡します。エラーがない場合は、このVIによって新規レポートが作成されます。