アプリケーションビルダは、ディスク上のソースファイルのディレクトリ構造に従って、アプリケーションまたは共有ライブラリの中にソースファイルを保存します。この内部ファイルレイアウトは、アプリケーション内のソースファイル階層を維持します。

VIを動的に呼び出す場合は、アプリケーションが実行中にVIを正しくロードできるように相対パスを使用します。アプリケーションがアプリーケーションの外にあるデータファイルを参照する場合、「アプリケーションディレクトリ」VIを使用してファイルへのパスを決定できます。

labview\vi.libディレクトリから動的にVIを呼び出したい場合は、VIを新規のVIのブロックダイアグラムに追加して、ロードしたいファイルのラッパーVIを作成します。ラッパーVIをサブVIとして準備し、ラッパーVIのコネクタペーンが元のvi.lib VIのコネクタペーンと一致することを確認します。

LabVIEW 8を使用するファイルレイアウト

アプリケーションプロパティまたは共有ライブラリプロパティダイアログボックスの上級ページでLabVIEW 8.xのレイアウトを使用オプションを有効にすると、アプリケーションビルダはアプリケーション内のソースファイルをフラットリストとして保存します。このファイル構造のため、LabVIEWは競合するファイル名を持つファイルを別のフォルダに移動します。ビルドするアプリケーションがアプリケーション内にファイルをフラットリストで保存する従来の動作に依存する場合のみ、このオプションを有効にすることを推奨します。

labview\vi.lib\appbuilderディレクトリにある「Built App File Layout」VIを使用して、アプリケーションがスタンドアロンアプリケーションまたは共有ライブラリ内でVIを保存する場合に従来のファイルレイアウトを使用するかを決定できます。

ソースファイルへのパス アプリケーションのファイルへのパス 8.xレイアウトアプリケーションのファイルへのパス
C:\Source\foo.vi C:\..\Application.exe\foo.vi C:\..\Application.exe\foo.vi
C:\Source\xxx\a.vi C:\..\Application.exe\xxx\a.vi C:\..\Application.exe\a.vi
C:\Source\yyy\b.vi C:\..\Application.exe\yyy\b.vi C:\..\Application.exe\b.vi