VIは各反復が終了するたびに条件端子を確認するため、Whileループは必ず1度は実行されます。

条件端子をテストして、最初の反復で条件がFALSEの場合にコードを実行しないWhileループを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ブロックダイアグラム上にWhileループを追加し、四角形の領域になるようにドラッグアウトします。
  2. Whileループの内側にケースストラクチャを追加し、Whileループの内側で四角形の領域になるまでドラッグアウトします。
  3. ブール制御器を作成して、VIを制御します。
    1. ケースストラクチャのセレクタ端子を右クリックし、ショートカットメニューから制御器を作成を選択してブール制御器を作成します。
    2. ブール制御器をWhileループの条件端子に配線します。配線状態を整理するには、条件端子をブール制御器の下に移動し、既存のワイヤセグメントから分岐ワイヤを作成します。
  4. 条件端子の動作を変更して、Tureの場合継続に設定します。
  5. 「乱数(0-1)」関数を、TUREケースの内側に追加します。
  6. フロントパネルに波形チャートを追加します。
  7. ブロックダイアグラム上で、「乱数(0-1)」関数をその波形チャートに配線します。選択したケースの内側に関数とチャート端子の両方があることを確認してください。

以下の手順に従って、Whileループが正しく操作することを確認してVIを実行します。

  1. フロントパネルをチェックします。ブール制御器のデフォルト値がOFFであることを確認します。
  2. 実行ボタンを数回クリックしてVIを実行します。チャートに、値が表示されないことを確認します。Whileループは1回実行されますが、ブール制御器がOFFに設定されていると、ケースストラクチャは実行されません。
  3. 操作ツールで、ブールボタンをクリックしてONにします。
  4. 実行ボタンをクリックします。Whileループが連続実行し、乱数が生成されてチャート上に表示されます。
  5. ブールボタンをクリックしてVIを停止します。