フリーセンサとDAQmxチャンネルを使用して、3Dモデルに実環境データを割り当てます。「センサマッピング」Express VIは、センサを構成ダイアログボックスで構成するセンサを表すデータ値の配列を配線します。DAQmxチャンネルを示すセンサの構成、またはExpress VIに配線するデータを示すフリーセンサの作成を行うことができます。DAQmxチャンネルを使用する詳細については、『NI-DAQmxヘルプ』を参照してください。

「センサマッピング」Express VIで実環境のデータを3Dモデルでマップするには、以下の手順に従ってください。

  1. ブロックダイアグラムに「センサマッピング」Express VIを追加します。
  2. センサを構成ダイアログボックスのモデルをロードボタンをクリックしてファイルダイアログボックスを表示します。
    1. ロードする3Dモデルに移動します。
    2. OKボタンをクリックし、モデルを選択してファイルダイアログボックスを閉じます。モデルパスフィールドで3Dモデルのパスが表示されます。
    メモ LabVIEWでは、3Dモデルのファイル形式としてVRML (Virtual Reality Modeling Language) とSTL (Stereolithography) がサポートされています。
  3. (オプション) DAQmxタスクをDAQmxタスク名プルダウンメニューから選択します。DAQmxタスクのチャンネルを使用してチャンネルリストにデータを入力します。
    メモ DAQmxタスク名オプションはNI-DAQmxをインストールしない限り表示されません。
  4. リストからチャンネルを3Dモデルにドラッグしてセンサを追加します。DAQチャンネルでセンサを作成する場合、センサは、チャンネルデータではなくチャンネル名を表します。また、フリーセンサを追加するモデル上の任意の場所を右クリックします。3Dモデルに追加するセンサは、センサで表示するデータ値によってセンサのポイントで3Dモデルの色に影響します。
  5. (オプション) 描画スタイルオプションを構成し、3Dモデルの描画スタイルを変更します。このオプションを使用して、モデルのポイント、ライン、頂点を表示してセンサを正確に配置できます。
  6. (オプション) モデル上のセンサのサイズは、センササイズオプションの値の増減で変更できます。センサを正確に位置付けるには、このオプションを使用します。
  7. カラーランプを右クリックすると表示されるショートカットメニューから、外観、サイズ、色、色の数をカスタマイズできます。また、この制御器で、入力データの最小および最大の値の範囲を構成できます。カラーランプの最小または最大の値をハイライトして新規の値を入力し、<Enter>キーを入力すると、値の範囲を変更できます。値の範囲を設定した後、値が設定した値の範囲外である場合は、範囲外の色の上部と下部をクリックして色を構成します。
  8. OKボタンをクリックして構成を保存し、ダイアログボックスを閉じます。
  9. データ値の配列を作成し、配列をExpress VIのセンサ値入力に配線します。配列の位置は、センサを構成ダイアログボックスで構成したセンサの順番に対応します。
    メモ 配線する配列にモデル上で追加するセンサよりも少ない値しか含まれていない場合、範囲外上部の色にさらにセンサをマップします。
  10. フロントパネルウィンドウに3D制御器を追加します。
  11. ブロックダイアグラム上で、「センサマッピング」Express VIのシーンRef出力出力を3Dピクチャ制御器端子に配線します。
  12. 3Dピクチャ制御器端子を右クリックし、作成»インボークノード»自動フォーカスを選択してインボークノードを作成します。このノードを3Dピクチャ制御器端子の右側に追加します。自動フォーカスメソッドは、3Dモデルに従って自動的にカメラが位置決めする動作を確認できます。
  13. ブロックダイアグラムですべてのエラー入力端子およびエラー出力端子を配線します。
  14. VIを実行します。3Dピクチャ制御器にセンサデータがある3Dモデルが表示されます。

センサを構成ダイアログボックスで、<Shift>キーを押しながらモデルをクリックおよびドラッグすると、ズームインとズームアウトができます。<Ctrl>キーを押しながらモデルをクリックおよびドラッグすると、表示を移動できます。(macOS) <Command-Shift>キーを押しながらクリックします。(Linux) <Alt-Shift>キーを押しながらクリックします。

センサを削除するには、チャンネルリストでセンサを選択し、センサを削除ボタンをクリックしてモデルとチャンネルリストからセンサを削除します。センサがDAQmxチャンネルの場合、モデルからセンサが削除されますが、チャンネルリストからは削除されません。