VIを実行するには、LabVIEWはVIのコードをLabVIEWランタイムエンジンが実行できる形式にコンパイル (変換) する必要があります。VIに変更を加えた後は、LabVIEWはいずれそのコードを再コンパイルする必要があります。しかし、コンパイルには時間とメモリが必要なので、VIの編集中には再コンパイルはすぐには行われません。その代わり、LabVIEWは次に以下のことが行われたときにそのVIを再コンパイルします。

  • VIを保存する
  • VIを実行する
  • そのVIを必要とするアプリケーションをビルドする
  • VIをリアルタイムオペレーティングシステムにデプロイする
  • 旧バージョンまたはプラットフォームの異なるLabVIEWで前回保存されたVIをロードする。
    メモ 現在のバージョンのLabVIEWと一緒に使用するために、古いLabVIEWツールキットをインストールすると、そのツールキットVIをロードするよりも前にLabVIEWはそれらのツールキットVIを自動的に再コンパイルします。

LabVIEWでVIの再コンパイルが必要となる変更

以下のいずれかの操作が行われた場合、LabVIEWはそのVIを再コンパイルが必要だとマークします。

  • ブロックダイアグラムを編集する
  • 制御器または表示器を追加する
  • 制御器または表示器の外観を編集する。しかし、制御器の値を変更しても、VIの再コンパイルが必要にはなりません。
  • VIプロパティダイアログボックスでVIの特定のプロパティを変更する
  • サブVIの再コンパイルが必要な形でサブVIを変更する。コンパイルコードがVIまたはサブVIから分離されている場合、これらの変更を行っても、そのVIの再コンパイルは必要になりません。
  • 上のいずれかの操作をプログラム的に行う

関連情報

コードの複雑度がコンパイル時間に与える影響

エディタの応答性かVIの実行速度かを選択する

コンパイルコードをファイルから分離する