LabVIEWプロジェクトライブラリは、その他のプロジェクトライブラリなど、VI、タイプ定義、シェア変数、パレットファイル、およびその他のファイルの集合体です。新規プロジェクトライブラリを作成および保存すると、プロジェクトライブラリファイル (.lvlib) が作成されます。このプロジェクトライブラリファイルには、プロジェクトライブラリのプロパティとプロジェクトライブラリが所有するファイルのリファレンスが含まれます。

以下の手順に従って、プロジェクトライブラリを作成します。

  1. プロジェクトエクスプローラウィンドウでマイ コンピュータを右クリックし、ショートカットメニューから新規»ライブラリを選択します。LabVIEWは、プロジェクトエクスプローラウィンドウに表示されるLabVIEWプロジェクトライブラリファイルをLabVIEWプロジェクトの一部として作成します。また、スタートアップウィンドウまたはブランクVIから、ファイル»新規を選択して、新規ダイアログボックスを表示することもできます。新規作成ツリーの他のファイルフォルダでライブラリオプションをダブルクリックします。新規プロジェクトライブラリファイルのスタンドアロンプロジェクトライブラリウィンドウが表示されます。
  2. ファイルをプロジェクトライブラリに追加するには、プロジェクトライブラリアイコンを右クリックし、ショートカットメニューから追加→ファイルまたは追加→フォルダ (スナップショット) を選択します。プロジェクトに追加可能なファイルと同じタイプのファイルを追加できます。また、プロジェクトライブラリの下に表示されるように、プロジェクトに項目をドラッグできます。1つのVIは、1つのプロジェクトライブラリにのみ属することができます。ただし、LabVIEW固有ではないテキストファイルやHTMLファイルなどは、複数のプロジェクトライブラリに関連付けることができます。
メモ メモリに常駐していないVIをプロジェクトライブラリに追加する場合、変更をVIに保存するように促すダイアログボックスが表示されます。所有するプロジェクトライブラリに正しくリンクされるように、変更をVIに保存します。
  1. ファイル→すべて保存を選択するか、プロジェクトライブラリアイコンを右クリックして、ショートカットメニューから別名で保存を選択して、プロジェクトライブラリファイルの名前の変更と保存を行います。
  2. プロジェクトライブラリを右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択してプロジェクトライブラリプロパティダイアログボックスを表示します。
  3. 一般設定ページでは、バージョン番号の設定、アイコンの作成、プロジェクトライブラリへのセキュリティ設定の割り当てを行います。
メモ ここで作成するプロジェクトライブラリアイコンは、ライブラリのすべての既存オブジェクトのアイコンとして使用されます。さらに、作成するアイコンは、プロジェクトライブラリ内で作成する新しいVIのデフォルトアイコンになります。プロジェクトライブラリが所有するすべてのVIで編集および使用するテンプレートアイコンを作成することができます。
  1. ドキュメントページで、プロジェクトライブラリの詳細ヘルプ情報を入力します。
  2. 項目設定ページで、プロジェクトライブラリのファイルのアクセスオプションを設定します。
  3. OKボタンをクリックして編集した設定でプロジェクトライブラリを更新し、ダイアログボックスを閉じます。

また、プロジェクトフォルダからプロジェクトライブラリを作成することもできます。

ロックされていないプロジェクトライブラリの項目の整理には、並べ替えオプションを使用することもできます。

labview\vi.lib\Utility\Variableディレクトリの「CreateOrAddLibrary」VIを使用して、プロジェクト、またはターゲット、フォルダ、ライブラリなどの親項目にライブラリをプログラム的に追加します。

ヒント 旧バージョンのLabVIEW用にプロジェクトライブラリを保存する場合は、「旧バージョンで保存する」を参照してください。