イーサネットネットワーク上のシステム間でデータ収集を自動的に同期させます。

この機能は、FlexLoggerのフルライセンスが有効になっている場合にのみ使用できます。詳細については、「FlexLoggerエディション」を参照してください。

同期が有効なデバイスは、同じプロトコル (IEEE 802.1ASまたは1588) を使用してネットワーク上で同期する必要があります。

  1. ネットワーク同期をサポートするデバイスがシステム内に2個以上含まれていることを確認します。詳細については、「サポートされているハードウェア」を参照してください。
  2. システム内の同期が有効になっているデバイスが、ネットワーク同期対応の構成を使用して接続されていることを確認します。以下のトポロジ構成オプションを使用できます。
    • ライントポロジ―デイジーチェーンまたはバストポロジとも呼ばれます。ホストは、1つのバスラインを介してすべてのノードと直接通信します。標準のイーサネットデバイスまたはスイッチはチェーンの最後に追加できます。
    • リングトポロジ―ホストは、最も効率的な経路ですべてのノードと通信します。ネットワーク上に冗長リンクを作成する前に、外部スイッチを使用して、ネットワークを適切に構成する必要があります。
    • スタートポロジ―ホストは、外部スイッチを介して各ノードと直接通信します。冗長リンクが推奨されますが、必須ではありません。ネットワーク上に冗長リンクを作成する前に、外部スイッチを使用して、ネットワークを適切に構成する必要があります。
      メモ スタートポロジ構成でネットワーク同期を行うには外部IEEE 802.1ASまたは1588スイッチが必要です。同期を有効にするためには、スタートポロジ内のすべてのデバイスおよびスイッチがIEEE 802.1ASまたは1588プロトコルに準拠している必要があります。
    同期とネットワークの詳細については、ni.com/docsで各デバイスのドキュメントを参照してください。
  3. 同期が有効になっていることを確認するには、ファイル » 環境設定 » 一般 を選択し マルチシャーシとネットワーク同期を有効がオンになっていることを確認します。
  4. 使用するネットワーク同期プロトコルを選択します。
    オプション説明
    デバイス設定 各TSNデバイスに現在設定されているプロトコルを使用します。FlexLoggerは、大部分のデバイスで設定されているプロトコルを使用して同期を行います。同じプロトコルに設定されているデバイスのみが同期されます。

    チャンネルがIEEE 802.1ASプロトコルと1588プロトコルに設定されているデバイスの数が同じ場合、FlexLoggerは最初に検出されたネットワークのプロトコルを使用します。

    1588 すべてのTSNデバイスで1588プロトコルを使用します。
    802.1AS すべてのTSNデバイスで802.1ASプロトコルを使用します。
システムでネットワーク同期対応デバイスを接続して構成し、FlexLoggerで同期を有効にすると、FlexLoggerツールバーに緑色の同期インジケータが表示され、同期が正常に動作していることを示します。同期インジケータが表示されないか、緑色にならない場合は、「同期の状態」で、トラブルシューティングの方法を参照してください。