CompactDAQシャーシおよびマルチファンクション I/O (MIO) 63xxデバイス (旧Xシリーズ) には、カウンタモジュールチャンネルと同じように構成して使用できるオンボードカウンタがあります。 NI-9361などのオンボードカウンタは、FlexLoggerではモジュールのように表示されますが、実際にはモジュールではなく、機能もカウンタモジュールとは異なります。

FlexLogger 2020 R4で導入

オンボードカウンタを構成して使用する際は、以下の機能に注意してください。
  • CompactDAQシャーシとMIO 63xxデバイスでは、接続方法が異なります。使用可能なデジタルラインを使用して、MIO 63xxデバイスのオンボードカウンタに接続できます。CompactDAQシャーシのオンボードカウンタに接続するには、デジタルデバイスをシャーシに接続する必要があります。サポートされているデジタルモジュールの詳細については、使用しているドライバのバージョンに対応する『NI-DAQmxヘルプ』の「CシリーズデバイスのデジタルI/Oに関する注意事項」を参照してください。
  • 入力端子として使用するデジタルラインを指定する必要があります。複数のオプションがある場合があります。
  • オンボードカウンタで独自の内部サンプリングクロックを作成することはできません。FlexLoggerは、周波数出力 (FREQ OUT) 信号を使用してクロックソースを提供します。
  • オンボードカウンタはサポートされているサンプリングレートを固定していますが、同じシャーシ内のアナログチャンネルに同期して、アナログチャンネルのデータレートを使用することができます。データレートとしてカウンタを選択すると、オンボードカウンタは周波数出力信号に基づいて固定のデータレートを使用するため、ボード上の他のクロックと同期することはできません。周波数出力信号に使用できるデータレートは、6.25 kHz~20 MHzのみです。

    同じシャーシ内のアナログチャンネルと同期する場合、オンボードカウンタにはアナログチャンネルで構成した低速中速、または高速データレートレベルを使用できます。

  • オンボードカウンタおよびMIO 63xxデバイスのカウンタは、低速中速、または高速データレートレベルを使用するように構成できます。これらのデータレートにアクセスするには、まず同じシャーシ内のアナログ入力チャンネルまたはデジタルチャンネルを構成する必要があります。

オンボードカウンタおよび周波数出力信号の詳細については、CompactDAQシャーシおよびMIO 63xxデバイスのユーザマニュアルのカウンタ » カウンタタイミングエンジンおよびカウンタ » カウンタ出力アプリケーション » 周波数の生成を参照してください。