詳細ヘルプウィンドウからカスタムドキュメントを利用できるようにするには、VIをWebベースヘルプまたはローカルヘルプにリンクさせます。(Windows) カスタムドキュメントには、テキストファイル以外の任意のファイルタイプを使用できます。(macOSおよびLinux) カスタムドキュメントには、HTML (.htmlおよび.htm) およびPDFファイルだけが使用できます。

メモ (Linux) カスタムドキュメントとしてPDFを使用するには、以下のいずれかのPDFビューアがインストールされている必要があります。
  • Acroread
  • Xpdf
  • KPDF
  • GGV

VIをカスタムヘルプファイルにリンクさせるには、以下の手順に従います。

  1. ファイル»VIプロパティを選択して、VIプロパティダイアログボックスを表示します。
  2. カテゴリプルダウンメニューからドキュメントを選択します。
  3. ドロップダウンメニューからローカルヘルプファイルまたはWebベースヘルプを選択します。
  4. ステップ3でローカルヘルプファイルを選択した場合は、以下のステップにしたがってVIをローカルヘルプファイルにリンクします。
    1. 参照ボタンをクリックします。
    2. リンクさせたいカスタムヘルプファイルまで移動して、OKボタンをクリックします。ヘルプパステキストボックスにファイルパスが表示されます。
    3. ヘルプパス.htmまたは.htmlファイルへのパスまたはシンボリックパスが表示されている場合は、ヘルプタグテキストボックスは無視されます。ヘルプパスにコンパイルされたヘルプファイル (.chmまたは.hlp) へのパスが表示されている場合は、ヘルプタグテキストボックスにVIのリンク先となる特定のトピックを指定します。
      • .chmファイルには、.htmまたは.htmlファイル名、またはヘルプタグテキスボックス内の索引キーワードを入力できます。.htmまたは.htmlファイル名は、HTMLヘルププロジェクト内のコンパイル前の個々のHTMLファイル名と一致する必要があります。HTMLファイル内のブックマークにリンクするには、ファイル名の末尾に#とブックマーク名を追加します。ヘルプタグテキストボックスにキーワードを入力する場合、そのキーワードはHTMLヘルププロジェクトのキーワードに一致する必要があります。Windowsの.chmファイル、またはmacOSやLinuxのコンパイルされていないHTMLファイルにリンクするには、ヘルプタグテキストボックスにHTMLファイル名を入力します。(Windows) .chmファイル内のHTMLファイルにリンクします。(macOSおよびLinux) help¥html¥help.chmディレクトリ (help.chmは手順4でヘルプパステキストボックスに入力した.chmファイル名) 内のHTMLファイルにリンクします。
      • .hlpファイルの場合、ヘルプタグテキストボックスにキーワードを入力できます。入力するキーワードはWinHelpまたはHyperHelpプロジェクトのキーワードと一致する必要があります。
    ヘルプパレットのヘルプ関数を使用するか、ドキュメントパスおよびドキュメントタグプロパティを使用して、VIからカスタムヘルプファイルにプログラム的にリンクすることもできます。
  5. VIをWebベースのヘルプファイルにリンクさせる場合は、ヘルプURLテキストボックスにWebベースヘルプファイルのURLを入力します。指定したファイルは、VIの詳細ヘルプウィンドウのオンラインヘルプリンクおよびオンラインヘルプボタンからリンクされます。また、Web URLを使用およびドキュメントWeb URLプロパティを使用して、VIをプログラム的にWebベースのドキュメントにリンクすることもできます。
  6. OKボタンをクリックして変更内容を保存します。VIのアイコン上にカーソルを移動すると、詳細ヘルプウィンドウに青いオンラインヘルプのリンクが表示され、オンラインヘルプボタンが有効になります。
  7. 詳細ヘルプウィンドウの青いリンクをクリックするか、オンラインヘルプボタンをクリックして、VIからHTMLまたはコンパイル済みのヘルプファイルへのリンクの動作をテストします。また、VIをブロックダイアグラム上に配置して、VIアイコンを右クリックして、ショートカットメニューからヘルプを選択することもできます。
メモ VIをHTMLファイルまたはコンパイル済みのヘルプファイルにリンクして、そのVIを使用してスタンドアロンアプリケーションを作成する場合、アプリケーションビルド時にソースファイルとしてこれらのファイルを含める必要があります。