テキストの特性を変更する
- 更新日2025-08-27
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LabVIEWでは、ビルトインのフォントがデフォルトのシステムフォントとして定義されています。プラットフォーム間でVIを移動する場合、ビルトインのフォントは自動的に更新されるため、現在のプラットフォームのデフォルトのシステムフォントと同じになります。選択したフォントが移動先のコンピュータで使用できない場合は、最も近いフォントに置換します。テキストの色もフォントと同様に処理されます。選択された色がシステムで利用可能でない場合、その色に最も近い色で置換されます。また、システムカラーを使用して、VIのフロントパネルの外観を実行するコンピュータのシステムカラーに適応させることができます。
以下の手順に従って、テキストのフォント、サイズ、色を変更します。
- テキストのフォント、サイズ、色を変更するオブジェクトを選択します。フロントパネルまたはブロックダイアグラムのすべてのオブジェクトにフォント設定を適用するには、1つもオブジェクトを選択しないでください。
- ツールバーのテキスト設定プルダウンメニューからフォントダイアログを選択して、デフォルトフォントダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスには、フォントスタイルダイアログボックスと同じオプションが表示されます。
メモ デフォルトのフォントを変更することで、既存のラベルのフォントは変更できません。それ以降に作成するラベルのみが影響されます。
- フォントプルダウンメニューからフォントを選択します。LabVIEWは現在インストールされているコンピュータのすべてのフォントを表示します。
- 矢印ボタンをクリックし、プルダウンメニューからサイズを選択するか、またはサイズテキストボックスにサイズを入力して、サイズを選択します。
- 整列プルダウンメニューから整列オプションを選択します。
- カラーボックスをクリックし、表示されるカラーパレットからテキストの色を選択します。
| ヒント (WindowsおよびLinux) ラベルを透明にするには、色の設定ツールを使用して、カラーパレットの「T」を右クリックします。(macOS) ラベルを透明にするには、カラーツールを使用して、<Control>キーを押しながらカラーパレットの「T」をクリックします。 |
- 普通、太字、斜体、下線、取り消し線、(macOS) 枠線、および(macOS) 影付きチェックボックスをオンまたはオフにして、テキストの書体を選択します。
- 変更が適用されたフロントパネルのテキストがテキストボックスに表示され、どのようにテキストが表示されるかを参照することができます。
- パネルのデフォルトまたはダイアグラムのデフォルトチェックボックスをオンにして、新規のフロントパネルまたはブロックダイアグラムラベルに対してそれぞれ新規テキスト設定をデフォルトのフォントとして使用します。
- OKボタンをクリックし、テキスト設定を保存するか、あるいはキャンセルボタンをクリックして、変更を保存せずにデフォルトフォントダイアログボックスを閉じます。
また、フォントプロパティを使用してプログラム的にフォントを設定する、位置調整プロパティを使用してテキストの行揃えをプログラム的に取得および設定する、テキストカラーを使用してテキスト文字列の前景色と背景色を変更することも可能です。