LabVIEWフロントパネルウィンドウでActiveXオブジェクトまたはActiveXコントロールを埋め込まない場合は、オートメーションRefnumを使用します。

以下の手順に従って、LabVIEWからActiveXオブジェクトを呼び出します。

  1. フロントパネルにオートメーションRefnum制御器を追加します。
  2. ActiveXオブジェクトをオートメーションRefnum制御器に関連付けます。
    1. 制御器を右クリックし、ショートカットメニューからActiveXクラスを選択»参照を選択してタイプライブラリからオブジェクトを選択ダイアログボックスを表示します。
    2. タイプライブラリからオブジェクトを選択ダイアログボックスの上部のプルダウンメニューからタイプライブラリを選択します。
    3. オブジェクトボックスからオブジェクトを選択して、OKボタンをクリックします。
  3. オートメーションRefnumのリファレンスを開きます。
    1. ブロックダイアグラムに「オートメーションオープン」関数を追加します。
    2. オートメーションRefnumを「オートメーションオープン」関数のオートメーションRefnum入力に配線します。
  4. オートメーションrefnumでプロパティにアクセスまたはメソッドを呼び出します。
    1. ブロックダイアグラムに以下のノードのうちの1つを追加します。
    2. 「オートメーションオープン」関数のオートメーションRefnum出力をノードのリファレンス入力に配線します。
    3. ノードをクリックして、リファレンスされたオブジェクトに使用できるプロパティまたはメソッドのリストを表示します。
      メモ 予想したプロパティやメソッドが表示されない場合は、その基準となるActiveXオブジェクトに複数のCOM (Component Object Model) インタフェースが実装されている可能性があります。一度に表示できるのは、オブジェクトに実装されている1つのCOMインタフェースのプロパティやメソッドのみです。「バリアントからデータに変換」関数を使用してオートメーションrefnumを他のCOMインタフェースに変換すると、オブジェクトが実装している別のCOMインタフェースのプロパティやメソッドを強制的に表示できます。
    4. プロパティまたはメソッドを選択します。
メモ ActiveXオブジェクトには、メソッドを表示しないものもあります。
  1. ActiveXオブジェクトのリファレンスを閉じます。
    1. ブロックダイアグラムに「リファレンスを閉じる」関数を追加します。
    2. インボークノードのリファレンス出力出力を「リファレンスを閉じる」関数のリファレンス入力に配線します。
  2. VIを実行します。「オートメーションオープン」関数は、フロントパネルウィンドウのオートメーションRefnum制御器で要求されたActiveXオブジェクトのリファレンスを開き、インボークノードで要求されたメソッドを実行します。