構成ファイル
- 更新日2025-08-27
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構成ファイルVIで、Windows構成 (.ini) ファイルの読み取りおよび作成を行い、プラットフォームに依存しない形式で、パスなどのプラットフォーム特有のデータを書き込みます。これにより、これらのVIで生成するファイルを複数のプラットフォーム上で使用できます。構成ファイルVIは構成設定ファイル形式を使用します。構成ファイルVIは、任意のプラットフォームでVIによって作成されたファイルを読み書きするために使用できますが、macOSやLinux形式の構成ファイルを作成したり修正したりすることはできません。
メモ Windows構成ファイルの構成ファイルVIは、ANSI形式でのみ使用できます。
構成ファイルVIを使用するサンプルについては、labview\examples\File IO\Configuration (INI)\Configuration (INI) File.lvprojを参照してください。
| メモ Windows構成ファイルの標準の拡張子は.iniですが、ファイルの内容が正しい形式であれば、構成ファイルVIはどのような拡張子を持つファイルでも処理します。 |
標準的なWindows構成ファイルは、テキストファイルにデータを保存するための特殊な形式です。.iniファイルは特殊な形式に従っているため、ファイル内のデータにプログラム的に簡単にアクセスできます。
たとえば、次のような内容を持つ構成ファイルについて考えてみます。
[Data]
Value=7.2
以下のブロックダイアグラムのように、構成ファイルVIを使用するとこのデータを読み取ることができます。このVIは「キーを読み取る」VIを使用して、データというセクションから値というキーを読み取ります。このVIは、ファイルがWindows構成ファイルの形式であれば、ファイルがどのように変更されても動作します。