ホストにSystemLinkサーバをインストールして構成し、システムの管理とデータの操作を開始します。SystemLinkサーバには、SystemLink WebアプリケーションとSystemLink APIが含まれています。

作業を開始する前に、パフォーマンスを最適化するサーバのサイズを決定します。また、以下のアプリケーションをインストールします。
  • NI パッケージマネージャ (NIPM)
  • ホスト以外のマシンでSystemLinkを使用する場合、たとえば、SystemLinkクライアントを使用してマシンをサーバに接続する場合などは、Volume License Managerをインストールします。
メモ SystemLinkサーバは、以前のバージョンのSystemLinkクライアントと下位互換性がありますが、上位互換性はありません。
  1. NI パッケージマネージャの製品を参照タブで、SystemLinkサーバとそれに関連したインストーラを検索してインストールします。
    SystemLinkクライアントは、サーバマシンにインストールする必要はありません。
  2. サーバマシンを再起動し、インストールを完了します。
  3. NI Webサーバ構成を起動し、NI Webサーバ構成の画面の指示に従って、サーバを設定します。これらの資格情報を使用して、サーバ管理者権限でSystemLinkにログインします。
    サーバ設定の詳細については、『NI Webサーバ構成ヘルプ』を参照してください。
  4. DNSエイリアスを作成します。
    1. NI Webサーバ構成で、リモートをクリックします。
    2. 任意のクライアントからのリモート接続を許可を選択します。
    3. サーバに使用するDNSエイリアスを入力します。このエイリアスは、使用する他社製DNSサーバによって異なります。
    4. 適用して再起動をクリックします。
  5. サーバをSystemLinkクライアントに接続する準備をします。
    1. 次のデフォルトポートがサーバ上で開いていることを確認します。
      SystemLinkは、ローカルのWindowsファイアウォールを自動的に管理します。企業ネットワークに接続している場合は、IT部門と協力して企業ネットワークのファイアウォールを構成する必要があります。
      ポート 目的
      80 (HTTPデフォルト) または443 (HTTPSデフォルト、推奨) SystemLink Webアプリケーションは、これらのポートを使用して、ターゲットがサーバからパッケージをインストールしたり、データをパブリッシュしたり、受信したりできるようにします。
      2343、2809、および 59110~59210 DIAdemなどのクライアントは、これらのポートを使用してSystemLink DataFinderインデックスにアクセスします。
      4505~4506 SaltStackはこれらのポートを使用してターゲット上でリモートプロシージャを実行します。
    2. プロキシサーバを使用するネットワークにSystemLinkを設定する場合は、SystemLinkのプロキシ設定を構成します。
サーバの基本的な設定が完了したら、ユースケースに応じて以下のタスクのいずれかを完了できます。
  • リモートデータベースまたはファイル共有に接続することで、スケーラビリティを強化します。
  • ワークスペース、役割、および権限を使用して、SystemLinkへのアクセスを管理します。
次に、WindowsターゲットまたはNI Linux Real-Timeターゲット用に少なくとも1つのSystemLinkクライアントを設定し、SystemLink Webアプリケーションでシステムの管理を開始します。