拡張マークアップ言語 (XML) は、タグを使用してデータを記述するフォーマット規格です。HTMLタグとは異なり、XMLタグは1つのデータをフォーマットする方法をブラウザに対して指定しません。その代わりに、XMLタグは1つのデータを識別します。

たとえば、Webで書籍を販売している書店の場合、各書籍を以下の基準でライブラリに分類する必要があるとします。

  • 本の種類 (フィクションまたはノンフィクション)
  • タイトル
  • 作成者
  • 出版社
  • 価格
  • ジャンル
  • あらすじ
  • ページ数

各書籍に対して、XMLファイルを作成することができます。『Touring Germany's Great Cathedrals』というタイトルの本のXMLファイルは、以下のようなものになります。

<nonfiction>

<Title>Touring Germany's Great Cathedrals</Title>

<Author>Tony Walters</Author>

<Publisher>Douglas Drive Publishing</Publisher>

<PriceUS>$29.99</PriceUS>

<Genre>Travel</Genre>

<Genre>Architecture</Genre>

<Genre>History</Genre>

<Synopsis>This book fully illustrates twelve of Germany's most inspiring cathedrals with full-color photographs, scaled cross-sections, and time lines of their construction.</Synopsis>

<Pages>224</Pages>

</nonfiction>

同様に、LabVIEWのデータを名前、値段、タイプによって分類することができます。ユーザ名の文字列制御器はXMLで以下のように表記できます。

<String>

<Name>User Name</Name>

<Value>Reggie Harmon</Value>

</String>

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