波形チャート
- 更新日2025-08-27
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波形チャートは、通常、一定のレートで集録された1つまたは複数のプロットを表示する特殊なタイプの数値表示器です。以下のフロントパネルは、波形チャートのサンプルを示しています。
波形チャートは、以前の更新の記録データからデータやバッファの履歴を保持しています。バッファを構成するには、チャートを右クリックして、ショートカットメニューからチャート履歴の長さを選択します。波形チャートのデフォルトチャート履歴の長さは1,024データポイントです。チャートにデータを送る頻度によって、チャートの再描画回数が決まります。
単一プロットを波形チャートに表示する
一度に1つまたは複数の値をチャートに渡す場合、LabVIEWはチャート上の点としてデータを解釈し、x = 0で始まるx指標を1回増分します。チャートはこの入力を単一プロットの新規データとして扱います。
波形チャートは、波形のデータ、開始時間、およびΔtの波形データタイプを受け入れます。チャートのx軸で時間をプロットし、自動的にチャートのx軸のマーカの正しい間隔を使用するには、「波形作成 (アナログ波形)」関数を使用してください。各データポイントには固有のタイムスタンプがあるので、t0 および単一要素のY配列を指定する波形は、均一にサンプリングされていないプロットデータに役立ちます。
波形チャートのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts.lvprojを参照してください。
複数プロットを波形チャートに表示する
複数のプロットのデータを波形チャートに渡すには、データをスカラ数値のクラスタ内にバンドルできます。ここで、各数値は各プロットの1つの点を表します。
一度の更新で複数のプロットの点を渡す場合は、数値のクラスタの配列をチャートに配線します。各数値は、各プロットの1つのy値の点を表します。
波形データタイプを使用すると、波形チャートで複数プロットを作成することができます。チャートのx軸で時間をプロットし、自動的にチャートのx軸のマーカの正しい間隔を使用するには、「波形作成」関数を使用してください。各データポイントには固有のタイムスタンプがあるので、t0 および単一要素のY配列をそれぞれ指定する波形の1D配列は、均一にサンプリングされていないプロットデータに役立ちます。
表示するプロットの数を実行時まで指定できない場合、または一度の更新で複数のプロットの複数の点を渡す場合は、チャートに数値または波形の2D配列を配線します。デフォルトで、波形チャートは単一プロットとして配列の各列を処理します。配列内の各行を単一プロットとして処理するには、2D配列データタイプをチャートに配線し、チャートを右クリックして、ショートカットメニューから配列転置を選択します。
波形チャートのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts.lvprojを参照してください。
波形データタイプ
波形データタイプには、波形のデータ、開始時間、およびΔt があります。「波形作成」関数を使用して波形を作成します。波形の集録または解析に使用する多くのVIおよび関数は、デフォルトで波形データタイプを受け取り、波形データを返します。波形グラフまたは波形チャートに波形データを配線すると、波形のデータ、開始時間、およびΔx に基づいて、グラフまたはチャートは自動的に波形をプロットします。波形グラフまたは波形チャートに波形データの配列を配線すると、グラフまたはチャート上にすべての波形が自動的にプロットされます。