VIコードの複雑度とは、フロントパネルおよびブロックダイアグラムのノードの数、タイプ、構成を含む、VIのいくつかの特性を意味する集合的な用語です。LabVIEWコードの複雑度は、以下の関連はするが区分された方法で表されます。

複雑度の測定方法 使用目的 説明
VI複雑度測定ウインドウ
  • 量的基準に基づいて、プロジェクト開発工数を測定し、見積ります。
  • VIの複雑度を下げて、以下の効果を上げるために特定の方法を特定します。
    • コンパイル速度を向上させる
    • コンパイル時のメモリ使用を向上させる
    • ブロックダイアグラムを読みやすさと保守性を向上させる
このウィンドウでは、ブロックダイアグラム上のさまざまな種類のノードの数、およびネストされたストラクチャの最大深度など、コードの複雑度のさまざまな側面が報告されます。
コンパイルコードの複雑度 エディタの応答性を向上させるためにコンパイラ最適化を制限するしきい値を調整します。 この値は、VIのコードの複雑度の全体的な評価を表します。コンパイラは、コンパイル時に最大の最適化を得るにはVIがメモリを多く使用しすぎるかどうかをこの値を使用して決定します。この値は、VI複雑度測定ウィンドウに表示される数値に関連する内部コンパイル詳細に基づいて計算されます。しかし、これらの詳細はLabVIEWのバージョン間で変更される場合があります。このため、このコード複雑度の値は、VI複雑度測定ウィンドウの具体的な統計値とは異なり、コンパイルプロセスの実装詳細を直接表現しない単位を使用します。このため、この単位は、VIコードの複雑度を、LabVIEWが最適化を制限するときに使用する環境的なコンパイラ最適化しきい値と比較するための参照基準として機能します。