すべてのForループを並列反復実行できるわけではありません。Forループの並列反復を有効にした後は、以下の手順に従ってそのForループが並列反復実行できるか確認します。

  1. 環境設定が警告を表示するよう構成されていることを確認します。
  2. 表示»エラーリストを選択して、「エラーリスト」ウィンドウを表示します。
  3. エラーと警告セクションを確認します。以下のエラーまたは警告が発生していなければ、Forループは並列反復実行できます。
    • エラー: 並列Forループを使用する場合は、各反復間での配列依存関係を構成してはいけません
    • エラー: 並列Forループを使用する場合は、各反復間での依存関係を構成してはいけません
    • エラー: 並列Forループを使用する場合は、スタックシフトレジスタを使うことはできません
    • エラー: 並列Forループを使用する場合は、初期化されていないシフトレジスタを使うことはできません
    • エラー: 並列Forループは、条件端子を含めることができません
    • エラー: 並列Forループはフィードバックノードを含めることができません
    • エラー: 並列Forループ内にはラッチオプションを使用するブールを含むことができません
    • エラー: 機能がターゲットでサポートされていません
    • 警告: 副次的影響を及ぼすノードです
  4. 並列反復を有効にするとエラーまたは警告が発生する場合は、並列反復を無効にするか、コードを修正する必要があります。並列反復の使用が可能なケースについては、ni.comにある以下のサポートドキュメントを参照してください。

警告が発生するForループの並列反復の例については、labview\examples\Structures\Parallel For LoopディレクトリでParallel For Loop Iteration Order VI を参照してください。

メモ プロジェクトやサブVIを含むVIなど、複数のVIを処理している場合は、「並列化可能なループを検索」ウィンドウで並列反復を実行できるForループを検索できます。