ショートカットメニュープラグインについて理解する
- 更新日2025-08-27
- 4分で読める
ショートカットメニュープラグインを作成すると、フロントパネルおよびブロックダイアグラムのショートカットメニューにカスタム項目を追加できます。ショートカットメニュープラグインは、VIスクリプトを使用してカスタマイズしたVIを呼び出します。以下のオブジェクトを右クリックして表示される項目のカスタム項目を作成することができます。
- 編集時のフロントパネルオブジェクト
- 編集時のブロックダイアグラムオブジェクト
- 実行時のブロックダイアグラムオブジェクト
ショートカットメニュープラグインおよびNIコミュニティからのサンプルコードについては、ni.com/lvmenusを参照してください。
ショートカットメニュープラグインアーキテクチャ
ショートカットメニュープラグインには、以下のファイルが含まれている必要があります (x はプラグインの名前。)
- x.ctl―プラグインが影響するオブジェクトを指定するタイプ定義。
- x.vi―ショートカットメニューを作成するビルドVI。
- xを実行.vi―ショートカットメニューからカスタム項目を選択したときに実行するプラグイン実行VI。
これらのファイルをプラグイン名x.llbと一緒にLLBに保存します。LabVIEWはLLBからプラグインを検索して以下のディレクトリのいずれかにロードします。プラグインの検索にはサブディレクトリのコンテンツは無視されます。
- <LabVIEW Data>\PopupMenus\edit time panel and diagram—すべてのバージョンのLabVIEWで使用される編集時のフロントパネルオブジェクトおよびブロックダイアグラムオブジェクトに影響するLLBを含む。
- <LabVIEW Data>\PopupMenus\run time diagram—すべてのバージョンのLabVIEWで使用される実行時のブロックダイアグラムオブジェクトに影響するLLBを含む。
- labview\resource\plugins\PopupMenus\edit time panel and diagram—このバージョンのLabVIEWでのみ使用される編集時のフロントパネルオブジェクトおよびブロックダイアグラムオブジェクトに影響するLLBを含む。
- labview\resource\plugins\PopupMenus\run time diagram—このバージョンのLabVIEWでのみ使用される実行時のブロックダイアグラムオブジェクトに影響するLLBを含む。
同じ名前のLLBが2つある場合、labview\resource\plugins\PopupMenusディレクトにあるLLBが優先されます。
ショートカットメニュープラグインを作成する
ショートカットメニュープラグインの作成は、以下の複数のパートで構成されています。
- パート1: プラグインが影響するオブジェクトを指定します。
- パート2: ショートカットメニューでのカスタム項目の表示方法を決定します。
- パート3: カスタム項目を選択したときのプラグインの実行方法を編集します。
ショートカットメニュープラグインの作成を開始するには、ユーティリティVI (labview\resource\plugins\PopupMenus\Create Shortcut Menu Plug-In From Template.vi) を実行します。
ユーティリティVIは、プラグインに必要なファイルを生成します。これらのファイルをカスタマイズしてショートカットメニューを作成し、プラグインを実行します。