オプションダイアログボックスのVIサーバページのマシンアクセスリスト、またはオプションダイアログボックスのWebサーバページのブラウザアクセスセクションのブラウザアクセスリストで、130.164.140.12などのIPアドレス、またはwww.ni.comなどのドメインアドレスを入力できます。

ブラウザアドレスのグループを指定するには、ワイルドカード*を使用します。たとえば、ドメイン名domain.com内のすべてのブラウザは、*.domain.comというエントリを使用して指定できます。最初の2バイトが 130.164のサブネット内にあるすべてのブラウザは、130.164.*というエントリを使用して指定できます。ワイルドカード*は、ドメイン名の先頭またはIPアドレスの最後にのみ使用できます。

ブラウザアクセスリストまたはマシンアクセスリストの後の方のエントリに対する権限は、前の権限よりも優先されます。リスト内のエントリをクリックアンドドラッグすると、読み取り順序を変更できます。

たとえば、*.test.site.comで終わるすべてのブラウザアドレスに対してアクセスを拒否した後で、a.test.site.comb.test.site.comに対するアクセスを許可した場合、それら2つのブラウザはまだアクセス権を持っていることになります。これは、リストの後の方にあるエントリが最初のエントリより優先されるためです。

通常は、ワイルドカード*を使用して、一般的な許可や拒否を設定し、それらのエントリの後ろに、前の許可の一部を逆にした具体的なエントリを続けます。最適なパフォーマンスを得るには、最も頻繁に比較されるエントリをリストの後方に配置してください。

次の例は、ワイルドカード*を正しく使用する方法を示します。

アクセスリストのエントリ 権限ステータス
* すべてのブラウザアドレスにアクセスを許可します。
* .site.com .site.comで終わるすべてのブラウザアドレスにアクセスを許可します。
X public.site.com 前のエントリでアクセスが許可されていても、このブラウザドレスに対してアクセスを拒否します。
X * .test.site.com .test.site.comで終わるすべてのブラウザアドレスに対してアクセスを拒否します。
a.test.site.com 前のエントリでアクセスが拒否されていても、このブラウザアドレスに対してアクセスを許可します。
X 130.164.123.* 130.164.123で始まるIPアドレスを持つすべてのブラウザアドレスに対してアクセスを拒否します。
130,164,123,123 前のエントリでアクセスが拒否されていても、このブラウザアドレスに対してアクセスを許可します。