特定の状況でのみ発生させたいイベントを登録した後で、LabVIEWはイベントを登録解除するよう指定されるまでそのイベントを生成し続けます。どの環境下でイベントの登録を解除するか指定するイベントケースを設計できます。この例では、フロントパネルのピクチャ制御器をクリックしたときにマウス移動イベントを登録し、マウスボタンを放したときにマウス移動イベントの登録を解除します。

使用するオブジェクト

以下のブロックダイアグラムオブジェクトを使用してイベント登録を動的に変更します。

解決方法

マウスダウンイベントが発生しない限りマウス移動イベントが発生しないようにマウス移動イベントを登録解除するために、次のブロックダイアグラムを作成します。

以下のリストには、上の手順についての重要な情報が記載されています。

ユーザがピクチャ制御器のマウスボタンを放したときに、非refnum定数を使用してマウス移動イベントを登録解除します。このイベント登録を解除することで、イベントストラクチャでマウス移動イベントを登録するコードが入ったマウスダウンイベントケースが実行されない限り、このマウス移動イベントは発生しなくなります。
イベント登録refnumに関連付けられたイベント登録をすべて解除します。

注意とアドバイス

  • イベントストラクチャで各イベントが処理されたことを確認するには、Whileループ上の反復端子を表示器に配線して実行時の反復数を確認してください。
  • イベントストラクチャのイベントケースを設計する際、VIを停止するタイミングを決定するためにラッチ型停止ブール制御器を使用してください。